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クルマ好き おっさんホイホイ! 平成にあった懐かしの自動車アクセサリー ベスト5

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TEXT: Auto Messe Web編集部

どこか懐かしいアフターのシーンを振り返る

 自動車もファッションと同じく、時代ごとにヒットした商品や文化がありました。自動車のアクセサリー関連や装備も然り、「この前まで流行ってたけど、最近は見かけないね」なんていうアイテムも存在するワケで……。

 これまで”Auto Messe Web”では、平成に流行したモノを懐かしく振り返った記事を展開し、おかげさまで好評を得ておりましたが、今回はなかでも特に印象が強かったものを厳選。40代以上には懐かしいベスト5をまとめてみました。

【Tシャツとバンダナ】

手軽でナウかった”シートのコーディネート”

 “部屋とYシャツとワタシ”と聞いて懐かしむ40代以上のおっさん世代は、ご存知のはず。80’〜90’年代に若者を中心に流行したのが、クルマのシートをTシャツ&バンダナで飾るアレンジです。当時、シートを飾るアイテムといえば白のレース地や、かつてのタクシードライバー御用達の数珠カバーくらいなもの。そこでTシャツをパツパツに被せるという手法がブレイクし、アメカジやサーファースタイルがナウかった当時、”ハードロックカフェ”や”I ラブ NY”のTシャツを被せたクルマを多く見かけました。

 上級者ともなれば、ヘッドレストも”バンダナ”でコーデ。定番はペイズリー柄で、運転席と助手席の色を変えるなど、それぞれの個性を楽しんだのです。

 

【CDチェンジャー】

青春がギュッと詰まった音楽メディアボックス

 音楽を聴くためのメディアとしてカセットテープからCDへと移行したのは、80年代後半になってから。ヘッドユニットではカセット、CDは”チェンジャー”というマガジン内に音楽CDをセットするのが定番でした。

 6連奏や8連奏といった風に、長時間の連続演奏や複数枚からの任意再生など、その利便性はカセットテープを遥かに凌駕。その後、MDが登場したとはいえ、コチラの普及は限定的だったため人気は続きましたが、音楽配信サービスやアプリの登場で近年の視聴形態は変化。CDを見かける機会はメッキリと減少しました。

 いまや「80’s洋楽」や「邦楽ベスト」といったマイベスト集を作った人も立派な中年に。ムーディなデートのためにオリジナルのラブソングCDを制作した人もいることでしょう。CDチェンジャーは、30〜50代にとっての青春だったのです。ちなみに、大手メーカーのホームページを調べるとラインアップなし。ちょっぴり悲しい現実を知ることになりました。

 

【ボンネットマスコット】

高級欧州セダン的な優越なシンボルマーク

 ボンネット先端にある装飾品、ボンネットマスコット。メルセデス・ベンツの「スリーポインテッドスター」や、ロールスロイスの「スピリット・オブ・エクスタシー」などは、まさに高級欧州車の象徴的な存在でした。国産車では、日産シーマが有名ですが、アフターマーケットでも”ボンマス”という呼称で続々とラインアップされていました。

 ”ボンマス”は、高級車風メイクとして格好のドレスアップ素材。ところが、平成13年度に外部突起に関わる保安基準が改訂し、先出の自動車メーカーも格納式や可倒式へと移行。カスタムの世界でも”平成21年以降の生産車への後付け装着は車検に通らない”という噂が出回り、徐々に減少していったのです。しかし、今でも古き良き高級車のイメージとして、フリークたちの愛車で輝き続けているのです。

 

【ムートン】

バブリーな演出が必須だった内装マストアイテム

 ’80〜’90年代初頭、セドリック、クラウン、マークIIといった「ハイソカー」のシートといえば、ワインレッドやブルーなど、ナウい色合いが採用されました。バブルの影響なのか、シートデザインも応接室にあるソファーのような、まさに”昭和〜平成の豪華絢爛”だったのです。

 そんな当時からしばらくして、流行した内装カスタムといえば、これまたバブリーな『ムートンカバー』。羊の毛皮を使ったモコモコなムートンは、ゴージャスな見た目が特徴で、シートカバーやフロアマット、ダッシュボードマットで恰好の素材に。

 なかでも支持されていたのがセダンを中心としたヤン車オーナーたち。セカハン(セカンドバック)を脇に抱え、颯爽と愛車に乗り込む。助手席の足元に置いた靴を置くためのトレーを設置し、”土足厳禁”のステッカーをグローブボックスにペタリ。ムートンを汚さないように徹底したものでした。

 

【置き型スピーカー】

窓越しに見えるブレーキイルミネーション

 かつて、リアシ−ト背面のトノボード上にあったものといえば「置き型スピーカー」。純正よりも幅広い音域を出せることから、当時のハッチバックやセダンの窓越しによく見かけたものです。
 1万円を下回るノーブランドから、2万円を越える一流メーカーまでバリエーションも豊富。スモールでブルー、ブレーキを踏むとレッドに変わるロゴ点灯のタイプに憧れておりました。

 サウンドがしょぼかった純正に比べて、低音再生もこなす3ウェイや4ウェイ方式を採用。コストパフォーマンスの高さも人気でしたが、めっきりと見かけなくなりましたね。ちなみに、置き型スピーカーは現在も一部メーカーで僅かにご健在しておりました。

 あなたにとって懐かしいクルマに関するアイテムはありましたか。世代によって異なりますが、当時を思い出すことで若かりし頃の青春(付き合っていた女性やクルマで遊びに行った場所など)が蘇ってくるのではないでしょうか。やっぱり、クルマはいいですね。

 

(ちんサブ)

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