ターボSEハイブリッドにクーペも設定
最もパワフルなポルシェ 「カイエン」のプラグインハイブリッドが登場。パナメーラシリーズに続いて、カイエンシリーズにおいてもトップエンドとなるプラグインハイブリッドモデル「カイエンターボSEハイブリッド」と「カイエンターボSEハイブリッドクーペ」をラインアップに導入した。
今年の5月登場したカイエンEハイブリッドを上回るスペックを持つカイエンターボSEハイブリッドとカイエンターボSEハイブリッドクーペ。先に登場したカイエンEハイブリッドは3リッターV6エンジン(250kW/340PS)と、エレクトリックシステム(100W/136PS)を組み合わせたハイブリッド方式システムの最大出力は340kW/462PSを発生し、アイドリングをわずかに超える回転数で700N・mの最大トルクを発生する。
そして、それを上回るのが今回の2モデルだ。4リッターV8エンジン(404kW/550PS)と電気モーター(100kW/136PS)のインテリジェントな相互作用によって発生する500kW(680PS)のシステム出力は、8速ティプトロニックSトランスミッションによって統合。アイドル回転数をわずかに超えた回転域から900N・mの最大システムトルクを利用する。
0-100km/hまでを3.8秒で加速し、最高速度は295km/h。比類のない性能は、高水準の効率性も実現し、カイエンターボSE-ハイブリッドとカイエンターボSEハイブリッドクーペは、ゼロエミッションで最大40kmまで走行可能になっている。
カイエンターボSEハイブリッドモデルは、V8エンジンと8速ティプトロニックSトランスミッションの間に電気モーターを配置。2つのモーターがエレクトリッククラッチアクチュエータと呼ばれるハイブリッドモジュール内の分離クラッチを介して相互接続される。”Eパワー”ドライビングモードにすると、電気モーターのみで最高速度は135km/h。他のモードでパワーブーストを追加することも可能で、標準装備のスポーツクロノパッケージを介して各モード(ハイブリッドオート、スポーツ、スポーツプラス)を選択できるようになっている。
他にもポルシェダイナミックシャシーコントロールシステム(PDCC)電気機械式ロール抑制システム、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)高性能ブレーキシステム、21インチ軽合金製ホイールなどにくわえ、スポーツクロノパッケージと充実の内容。オプションで22インチホイールやリアアクスルステアリングも装備できるようになっている。
なお、カイエンターボSEハイブリッドとカイエンターボSEハイブリッドクーペの日本導入時期や車両本体価格は、発表されていない。