猛暑でマシンもドライバーも厳しい闘いに
8月17日~18日、栃木県にある日光サーキットを舞台に「ドリフトキングダム第4戦」が開催。シリーズ後半戦に突入した今回、この両日ともに終日真夏の太陽が照りつける好天に恵まれたが、かえって熱中症が心配される2日間となったが、夏休みということもあり、厳しい暑さの中多くのドリフトファンが応援に駆け付けていた。
審査区間は、日光サーキットの最終コーナーから4コーナー出口まで。審査員席は1-2コーナーのアウト側に設けられ、1コーナーの進入速度の計測も行われる。審査は、ドリキンこと土屋圭市審査委員長と、過去に幾度もD1GPのタイトルを獲得してきた今村陽一審査員の2名だ。
この真夏の対戦に、クラブマンクラスは26台がエントリーしたが、プロクラスは14台と少し厳しい台数となった。17日(土)に行われたクラブマンクラスでは、予選単走トップ通過の船橋 竜選手(#64 ガレージミラルダS14 VL)が、第2戦間瀬に続く2勝目を挙げた。
船橋選手は「今日はガレージミラルダのお客さんがたくさん来てくれていて、その気持ちがのっかって優勝できました。これまではドリフトは個人戦だと思っていたんですが、今回チームプレーなんだと実感できました」とコメント。今村審査員からも「プロクラス通用する可能性あるレベルの追走を見せてくれた」と高評価であった。
プロクラスはベスト8から追走トーナメント
そして迎えた18日(日)。通常ならベスト16からの追走トーナメントとなり、今回はプロクラスの参加台数が14台ということもあり、全車が予選通過し、単走上位入賞者はシードで1回戦不戦勝という流れで行われるはずだった。しかし、これをベスト8からにしようという提案がなされ、6台が予選落ちするという厳しいものとなった。
この予選をトップで通過したのは、前戦SUGOで優勝を果たした川井謙太郎選手(#109 AUTO-TEC チェイサー)。進入速度はなんと133km/hで、それをきっちり止め、土屋圭市審査委員長も納得の100点満点。チェリオ賞を獲得した。兼森選手がこれに続き、オートテック・チェイサー2台がトップ通過。そして世界のマスーこと益山選手がこれに続いた。