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クルマを大胆イメチェン! 「塗装」と「ラッピング」それぞれのメリット&デメリットを知る

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)

 最後に耐久性や修理なのだが、真っ当な技術を持った人が塗装したのであれば、耐久性は新車時の塗装と同等のレベルといっていい。紫外線などによる劣化がないワケではないが、3年や5年でダメになることはまずあり得ない。ラッピング最大のデメリットがココで、寿命は環境やシートの種類によって2~5年といったところ。印刷するとカッティングシートより先にインクが劣化し、寿命が短くなってしまう傾向のようだ。

 ただし修理(補修)に関しては断然カッティングシートが有利。塗装で同じ色を再現するにはそれなりの技術と経験が必要で、オリジナルで調色した場合はなおさら困難になりやすい。それがラッピングなら仮に印刷を伴っても、同じカラーやデザインを再現するのは簡単なこと。

 以上のように、いずれの方法にもメリットとデメリットが存在する。美しさに妥協したくない人や耐久性を重視する人は従来どおりの全塗装、定期的にお色直しする人や新車の美しいボディをいつまでもキープしたいというコダワリ派はラッピング(透明もある)と、使用環境や目的によってベストな方法をチョイスしよう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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