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ガルウイングドアだけで拍手喝采! 昭和の少年たちがスーパーカーの虜になったワケ

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: ランボルギーニ/Auto Messe Web編集部

ガキンチョを心酔させたスーパーカー

 親に泣き付いて連れていってもらったデパートの駐車場で行われたスーパーカーショーで、実車のカウンタックを見たときの衝撃は今でも覚えている。なんといっても、*ガルウイングのドア(シザーズドアと呼ばれているが、当時はガルウイングドアが定番の呼び方)が開いただけでも大歓声が巻き起こったのだから凄い。エンジンキーがひねられ、V12気筒エンジンが気難しそうにまわりはじめて目覚めたときには、悪ガキたちだって泣きそうな顔をしながら拍手をしていたのだ。

 子供時代に、モノにこれだけ感動する経験をした世代というのはなかなかないのでは? 他にもランボルギーニ・ミウラ、ロータス・ヨーロッパ、ランチャ・ストラトスなども人気があったモデル。ポルシェは別として、2シーターで背が低くてミッドシップならば何でもスーパーカーに見えたし、クルマの中を覗き込んで、スピードメーターに240km/h、250km/h、300km/hといった数字が刻まれていたら、それだけで「すげぇ~」となったものだ。

 そんなブームもあって数多くのプラモデルが発売されていたので、お気に入りの1台を作って細部を眺められたのもよかった。とくにリトラクタブルを採用した格別なクルマもあり、あの頃のガキンチョの目には、スーパーカーのリトラクタブルライトは、グラビアのセクシーモデルのウインクのように写っていたのかもしれない。

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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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