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キャンプ初心者もラクラク! テント設営が素早くキレイに張れるポイント5つ

投稿日:

TEXT: 牛島義之  PHOTO: 牛島義之

設営時間を短縮するための基礎知識

 キャンプ初心者はもちろん、ある程度の経験者でも意外に知らないのが、スムーズかつキレイにテントを設営するためのコツ。設営作業は、思った以上に疲れるものですから、無駄な時間や労力を掛けずに行なうことが重要。キレイに建てれば見た目がいいだけでなく、テント本来の機能を十分に発揮することにもなります。

 というわけでここでは、テントを素早く、キレイに設営するための5つのポイントを紹介。知っていれば、テント設営がもっと楽しくなるはずですよ。

 

1)ポールは押しながら通す

 テントの骨格となる「ポール」は、複数に分割されたポールのジョイント部を継いで1本に伸ばします。それをテント本体の「スリーブ」と呼ばれるトンネル状の生地に通していくのですが、このとき反対側からポールを引っ張ると、ポールの継ぎ目が外れてしまい、うまく通すことができません。

 ですからスリーブにポールを通すときは、必ず押しながら行なうのが基本。繋ぎ目が途中で抜けてしまい、スリーブの中でポールを継ぎ直すなんて面倒なことにはなりません。

 

2)ファスナーは開けた状態に

 テント本体にポールを通し終えたら、次にテントを立ち上げます。ポールを弓なりに反らせながら、ポールをテントに固定するのですが、このときドアファスナーを閉め切ったままだとテント内に空気が入らず、うまくテントを立ち上げることができません。

 また、その状態で無理にテントを立ち上げようとすると、せっかくセットしたポールが曲がってしまったり、折れてしまうこともあります。

 そのため、テントを立ち上げる前にはドアファスナーの下側1辺を開けておくこと。そうすれば、ここからテント内に空気が入って膨らむので、スムーズに立ち上げることができます。

 

 

3)ペグで固定するときはファスナーを閉める

 テントが立ち上がったら、次はテントの4隅をペグで固定(ペグダウン)。テントのフロアにたるみができないよう、4隅を引っ張りながらペグダウンしていくのが基本です。

 注意点としては、テントの生地は全体的に引っ張られるので、ドアファスナーが開いたままペグダウンをしてしまうと、ファスナーが閉まらなくなることがあります。無理に閉めようとすると、ファスナーや生地が破損してしまう可能性があるので、ペグダウンする前は必ずドアファスナーを閉めておきましょう。

 

4)ペグは対角線に打つこと

 ドアファスナーを閉めたら、いよいよテントの4隅をペグダウン。ペグを打つのは、どこから始めても大丈夫ですが、順番は対角線になるように行ないます。

 任意の1カ所にペグダウンしたら、その対角線の位置にある隅をペグダウン。次に隣にあるどちらかの隅をペグダウン。このとき左右を見て、テントのフロアがたるんでいないかどうかを確認し、たるんでいたら引っ張ってたるみを取ってからペグを打ち込むといいでしょう。

 こうすることでフロアをピンッと張ることができるので、サイズ通りのフロア面積を作ることができます。またテントのゆがみがなくなるので、テント外側にセットするフライシートもキレイに張ることができます。

 

 

5)フライシートをピンと張る

 テント本体をキレイに張り終えたら、今度はフライシートをかぶせます。フライシートをかぶせてテント本体に固定したら、それで終わりにしてしまう人もいますが、これではテント本来の機能が発揮されません。必ず説明書通りにペグダウンし、フライシートをたるみなく張りましょう。

 フライシートをキレイに張ることは、サイト(設営スペース)全体の見栄えをよくするだけでなく、耐風性や撥水性、テント内の結露などを防ぐことができます。

 いかがでしょうか? 最低限、これらのポイントを抑えておけば、素早くキレイにテントを張ることができます。

 今回はコールマンの「タフドーム/3025」で説明しましたが、一般的なドームテントであれば、基本的に建て方はほとんど変わりません。ポイントを抑えて、スムーズに設営してみて下さい。

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