新型AクラスにAMG版エントリーモデル「AMG A35 4MATIC」登場 628万円〜

投稿日：2019.09.08

TEXT: 片山政弘 PHOTO: メルセデス･ベンツ

Aクラスに究極のホットハッチ

　メルセデスブランドではもっともコンパクトなのが「Aクラス」。現行モデルは昨年登場したばかりの4代目だが、ハイパフォーマンスモデル「メルセデスAMG A35 4MATIC」が加わった。

　現行Aクラスは「ハイ、メルセデス！」で起動し乗員とコミュニケーションする「MBUX（メルセデス・ベンツユーザーエクスペリエンス）」が初搭載されたモデル。全長4.4mと非常にコンパクトな5ドアハッチバックカーへ、新たに登場したのがAMG A35 4MATICだ。

　ボディからして通常モデルと異なる。アルミのプレートをエンジン下部に設置してねじり剛性を高め、サスペンションの取付剛性を強化。さらにオプションで「AMGライドコントロール・サスペンション」を設定しており、3モードから選択できるようになる。ブレーキはフロント350mm、リア330mmの大径ディスクを与えた。

　搭載エンジンは2リッター4気筒ターボで、306ps/40.8kg-mと強力すぎるほどのスペック。もちろん駆動方式は”4MATIC”と呼ぶ前後輪のトルク配分を行なう4WDだ。また、5つから選べるドライブモードを備え、コンフォート、スポーツなど、さまざまな状況に対応する。

　外観は2本のシルバークロームフィンがあしらわれた左右のインテークなどAMGらしさにあふれるもの。インテリアはコクピットディスプレイを3つのAMG専用スタイルから選ぶことができるほか、セミバケットタイプの専用シートを標準装備とするなどスポーティムードにあふれる。

　なお、メルセデスAMG A35 4MATICは、通常モデルに加えて発売記念特別仕様車「Edition 1」も用意。デニムブルーのボディカラーに19インチのAMGマルチスポークホイール、大型ウイングを装備し、各所にハイグロスブラック仕上げのパーツをあしらう。室内も2トーンレザーのシートを装備するスペシャルモデルだ。