個性的な欧州製ハッチバックを選ぶ理由
プジョー・シトロエン・ジャポンは、308をベースにした特別仕様車として「308/308 SW GT Line Black Pack」を発売した。専用のブラックエクステリアパーツと18インチブラックアルミホイールを装備することで、精悍な印象を際立たせた特別な1台だ。
欧州のハッチバックといえば、VWゴルフを連想する人は多いかもしれない。機能やパフォーマンスは申し分ないが、スタンダードであるがゆえに個性という点において、少々物足りなさを感じる人も少なくない。そこで注目してほしいのが、同クラスの欧州製ハッチバックにはプジョーという選択があるということ。
とくにプジョー308は、日本市場においてプジョーの販売を担う重要なモデルであり、同ブランドの国内販売比率の約24%を占める人気車種となっている。
人気の理由は、いかにもフランス車らしい卓越したハンドリングと快適な乗り心地。パワーユニットはガソリンエンジンとディーゼルが選択できて、さらにハッチバックの308、ステーションワゴンの308SWともに優れた利便性を実現していることだろう。
今回308シリーズのラインアップに追加された308 GT Line Black Packは、308が持つ魅力はそのままにスポーティイメージを強調した特別仕様車だ。308シリーズの上級グレードである308GT Line(BlueHDi)をベースに、専用のエクステリアパーツを加えている。具体的には、フロントまわりはダーククロームライオンエンブレム/ブラックフロントグリルを装備し、さらにブラックドアミラー&ブラックサイドウィンドウモールをプラス。ワゴンのSWにはルーフレールもブラックとなる。また、足もとには18インチブラックアロイホイールを履いて、引き締まった印象に仕上げている。
パワーユニットはハッチバック、SWともに1.5リッターディーゼルターボを搭載。ベース車は308 GT Lineとなっているので、アクティブクルーズコントロールやアクティブセーフティブレーキ、アクティブブラインドスポットモニターシステムといった安全装備も充実している。ボディカラーはパール・ホワイト、マグネティック・ブルー、ペルラ・ネラ・ブラック、そしてハリケーン・グレーの4タイプが設定されている。
車両価格(8%消費税込み)は308が338万円、308SWが362万8000円となり、特別装備を加えながら、ベース車に対して8万1000円高となっている。