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気分はプロレーサー! サーキット走行をより楽しむために揃えておきたいアイテム10選

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

難燃性の素材を使ったウェアを着たい

 長ソデ&長ズボンなど最低限の装備さえあれば、サーキット走行会には問題なく参加できる。しかし長く続けるなら見た目の格好を含め、装備を少しずつ充実させていきたい。ココではすでに初めの一歩を踏み出し、次のステップを目指す人に最適なアイテムを紹介しよう。

 クラッシュやエンジントラブルなど、クルマが燃える原因はいくつもある。そのとき自分の命を守ってくれるのが、難燃性の素材を使ったウェアだ。普段着で野球やサッカーをする人がいないように、モータースポーツも相応しいユニフォームがあると心得るべし。また、空気圧チェックやホイールナットの増し締めといった、サーキットで行なう作業に使う工具くらいは揃えたい。

 

ドライビングスーツ

 昔は公認レース用の高価なスーツしかなかったが、現在であれば5万円ほどの走行会専用モデルも多い。燃えにくさだけじゃなく、動きやすさや通気性なども考慮され、見た目だってスタイリッシュになる。

 

ドライビンググローブ

 メカニックグローブや街乗り用の革グローブに比べ、操作性や滑りにくさが格段に向上している。またレーシングスーツと同様に、難燃性の素材を使ったものも多い。選ぶときはサイズや袖口の長さにまでこだわろう。

 

ドライビングシューズ

 繊細なペダル操作に対応でき、滑りにくいのが魅力。ただし、サーキットに特化したモデルは普段から履いているとアッという間にすり減るし、ソールが薄く歩行には向かない。サイズは少しキツめのを選ぶのがセオリー。

 

4輪用ヘルメット

 2輪用との最大の違いは難燃性。フルフェイスとジェットタイプがあるが、安全性を考えればフルフェイスがオススメ。お気に入りのステッカーを貼ったり、ミラーバイザーでドレスアップしてもいいだろう。

 

フェイスマスク

 難燃性の素材で安全性を高めるのが目的だが、ヘルメットの内側が汗で濡れたり、臭いをこびり付かせない効果もある。ヘルメットの開口部がすべて開いている1ホールと、目の部分だけが空いている2ホールの2タイプ。

 

エアゲージ

 タイヤの空気圧は走行前、2~3周のウォームアップ後、走行後とチェックする機会が多い。数値はエアゲージによって多少の個体差があるので、いつも同じエアゲージを使うのが基本だ。

 

油圧式ジャッキ

 車載ジャッキは手間がかかるので、油圧式のジャッキを用意したい。ホームセンターで売っているし、ローダウン車両に対応した製品もある。ジャッキアップした車両を支える、リジッドラックもあればパーフェクト。

 

トルクレンチ

 ホイールナットの増し締めは必ず規定トルクで行なう。自分のホイールナットに合うサイズのソケットも必要で、ホイールのデザインによっては薄口のソケットを使わないと、ディスク部と干渉する場合があるので要注意。

 

各種テープ類

 レンズの飛散防止やゼッケンの貼り付け、万が一の応急処置とテープ類は出番が多い。ビニールテープ/ガムテープ/布テープ/アルミテープなど、それぞれ特徴や用途が異なるのでひととおり揃えておけば安心だ。

 

撥水剤と曇り止め

 基本的に走行会は台風や濃霧で視界不良にならない限り雨天決行であり、山間にあるサーキット場は天気予報がアテにならないことも多い。フロントガラスの外側に塗る撥水剤と、内窓に塗る曇り止めも常備しておきたいアイテム。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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