・タイヤの交換
同じゴム製品でいえばタイヤも経年劣化で硬化する。特に屋外でずっと放置していたような中古タイヤは、プラスチックのようにカチカチになってしまい、乗り心地どころか普通に使うのすら好ましくない。新品に交換するのが最善の手で、費用は極端な大径サイズでない限り10万円で収まるだろう。さらにアライメントのズレも挙動がフラフラする一因で、コチラは測定と調整でおよそ2~3万円が目安だ。
・ボディ剛性のアップ
また、左右のストラットを繋いで剛性を高めるタワーバーは1万円~と価格が安く、ハンドリング/ブレーキング/直進安定性とメリットも多いので、初めの一歩として試す価値はある。他にサスペンションアームやドア開口部など、ボディ剛性を向上させるパーツは多く、乗り心地が悪化した原因と思われる部位から、ひとつひとつ試せば費用も抑えやすいだろう。
・シートのリフレッシュ
最後は盲点といえるシート。座面の下に入っているスポンジやウレタンが劣化し、クッションとしての役目を果たさなくなると、路面の段差や継ぎ目の衝撃がモロに身体へ伝わり、乗り心地が悪くなったと感じることがある。純正シートの座面を単品で購入できる場合もあるし、社外シートや程度のいい中古品に取り替えるのもアリ。10万円あればリフレッシュの選択肢はそれなりに広がるはずだ。