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「くるま旅の目的は? 過ごし方は?」日本RV協会、キャンピングカー乗りの実態を調査

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: 日本RV協会/Auto Messe Web編集部

北海道での温泉巡りが人気の傾向?

「くるま旅の一番の目的」というアンケートでは半数の人が”観光”、2位は16.1%の”温泉”でした、すなわち道の駅で仮眠し、近くを観光したり、のんびりと温泉につかるというのが一番の理由のようです。そして、事前に予約をせずに楽しめる気軽さも人気になっています。ちなみに目的地選びはインターネットがトップ。手軽にいつでも情報が入手できることや、SNSの大幅な普及が後押ししている点もあるようです。

 次に「最も行きたい場所」は”北海道”で52.7%でダントツ。東北、九州が10%台で続きますが、広大な地域と大自然の中で車でしか行けないような見どころを、キャンピングカーで巡りたいというのは誰もが同じのようです。そして、キャンピングカーを使ったくるま旅は魅力的な観光エリアでの長期旅行も可能にします。

 面白いのは、「持って行く道具」としてトップは”お風呂セット”で61.9%。いつでも温泉に入れる準備は怠りません。旅行の必需品の”カメラ”は2位で13.3%、”常備薬”は8.0%で長期になりがちなキャンピンガーの移動に備えていることがわかりました。

 その結果を受けてか、旅先で一番気になるのは”宿泊場所”と”お風呂”が1位、2位を独占。海外に比べれば治安の良い日本とはいえ、最低限の安全は欲しいところであり、お風呂は景観(露天風呂の有無)や営業時間など、多少なりとも制約される点があるそうです。

 旅先での食事はレストランなどの食事処がトップで61.2%、自炊(食材は主に現地調達)が26.7%で第2位になっています。旅のすべてでレストラン等を利用すると高額になりますので、リーズナブルな自炊とを使い分けてくるま旅を楽しむのがキャンピングカーならではと思われます。

 旅先での過ごし方は、家族との会話(40.5%)を筆頭に、晩酌、自分の趣味の順です。やはり、キャンピングカーに乗るというのは、決して旅を楽しむだけではなく、家族との絆、人と人のつながりを強固なものにするための最大のアイテムであることが実感できます。晩酌が2位というのは、旅先でも自宅で家族とくつろぐようなプライベート空間が確保できるキャンピングカーならでは感じがする話です。

 都会の喧騒を離れて、非日常を体験できるキャンピングカーライフ。無計画で行き当たりばったりで、思いのままにアクセルを踏むことで、何か今までと違う出来事が起こりそうな…そんなキャンピングカーライフを体験してみたくなります。

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