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グランピングとキャンプを比較! 設備・料金・スタイルの違いを検証してみた

投稿日:

TEXT: 牛島義之  PHOTO: 牛島義之/Auto Messe Web編集部

グランピングは超贅沢キャンプな新アウトドア

 新しいキャンプのスタイルとして注目されているグランピング。最近ではたくさんの施設もオープンし、ちょっとしたブームになっています。ですが、「言葉はよく聞くけれど、実際はどんなもので、キャンプとどう違うの?」という人もいると思います。クルマで遠出し、自然と触れ合うという意味ではどちらも同じですよね。

 そもそも「グランピング」とは、英語の「グラマラス」と「キャンピング」を組み合わせた造語。日本語では「豪華なキャンプ」とか「魅力的なキャンプ」といった意味になります。では、グランピングのなにが“豪華”で、どこが“魅力的”なのか、一般的なキャンプと比較しながら解説していきましょう。

同じテント泊でも違いがある

 キャンプで宿泊するのは主にテントかコテージですが、グランピングも基本的には同じ。では、具体的になにが違うのでしょうか? 

 まず、テントに泊まる場合。キャンプでは、テントを含めたキャンプ用品を持参します。テント、タープ、テーブル、チェア、ランタン、バーナー、BBQグリル、調理器具、食器、寝袋など、かなりの量になり、それぞれがコンパクトに収納できてデザインもオーソドックスなもの。キャンプ場によってはレンタルもありますが、設営・撤収は自分たちで行ないます。

 対するグランピングは、テントはすでに設営されていて、サイトには充実したキャンプ用品を完備。自分たちで設営・撤収する必要はありません。

グランピングのコテージはホテル並み

 一般的なキャンプ場では、宿泊するコテージ(バンガローという場合もある)は、家具などがあまりない質素な部屋が多いといえます。詳しくは後述しますが、キャンプでは料理なども自分たちで行い、調理器具も持参することが多いため、それほど設備は必要ないためです。

 一方、グランピングで泊まるコテージには、ホテル並みの設備を備えた施設もあります。室内にはベッドやソファが用意され、エアコン完備は当たり前。テラスにはBBQグリルが備えられ、施設によっては室内に冷蔵庫やトイレ、お風呂なども装備されているケースも多いのです。

 

食事も用意されるグランピング

 キャンプの食事は、キャンプ場に到着する前に買い出しを行ってチェックイン。キャンプ場によっては、食材セットを販売していることもありますが、基本的には自分たちで準備します。これを持参したBBQグリルやバーナーなどの調理器具を使って、自分たちの好きな料理を作ります。

 グランピングは、1泊2食付きが基本。BBQグリルなどの調理用品は、キャンプサイトに備えられており、食材は地元産の肉や魚介類などを中心に、豪華な食材がすでに準備されています。提供方法は施設によって異なり、目の前ですべて調理してくれる場合もあれば、自分たちで調理する場合もあります。

 

キャンプは料金がリーズナブル

 利用料金については、地域の相場や施設の充実度によっても異なりますが、オートキャンプサイトの場合は1区画1泊6000円前後、コテージならば1棟1泊1万円前後が相場。一方のグランピングは、非常にバラエティに富んでいて、ホテルサービスの延長線上にあるようなグランピング施設であれば、1人1泊3~5万円ほど。キャンプ場が運営する施設なら1人1泊2万円前後です。施設によっては1人1泊1万円前後といったリーズナブルな施設もあります。

 

好みのスタイルで選ぶ

 グランピングとキャンプの最も大きな違いは、楽しみ方のスタイルではないでしょうか。

 キャンプの場合は、自分の気に入った用品をそろえ、キャンプサイトのレイアウトを一から考えて設営するといった楽しさがあります。また、宿泊回数を重ねるごとに、環境や気象条件に合わせて対処するテクニックが身についていくことも、楽しさのひとつ。

 その半面、自分たちで用品を買いそろえなければならなかったり、用品をクルマへ積み込んだり、下ろしたりといった作業もしなければなりません。また、サイトの設営・撤収といった手間もかかります。

 対するグランピングは、何もかも宿泊施設にそろっているので、キャンプ用品や食材を持参する必要なし。前述の通り、テント泊の場合もすでに設営されているので、設営・撤収の手間がかからず、その分の時間を有効に使うことができます。

 しかし、自分たちのお気に入りのキャンプ用品を、好きなようにレイアウトしてキャンプサイトを作るといった楽しみは味わえません。また、至れり尽くせりのスタイルなので、宿泊費用もかかってしまいます。このような違いを知ったうえで、好みのスタイルを選び楽しんでください。

 「初めてで失敗することがあるかもしれないけれど、チャレンジいてみたい!」という人はキャンプから、「最初は不安だから、まずは雰囲気だけでもアウトドアを体験したい」という人はグランピングから始めてみるといいのではないでしょうか。

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