無理せず楽しめるキャンプ場選びを
全国で3000カ所もあると言われるキャンプ場。それらの中から自分に合ったキャンプ場を選ぼうと思っても、どんなところがいいのかよくわからない方もいるでしょう。そこでここでは、初心者でも安心して、気軽に楽しめるキャンプ場の選び方を紹介しましょう。
1)家から2時間圏内を目安に
家からあまり遠いキャンプ場だと、移動に時間がかかって疲れてしまいます。特に、キャンプ場に着く途中で、渋滞などで思った以上に時間がかかってしまうと、焦りなども生じて車内もピリピリムードになりがち。そこからさらに、テントを張るなど慣れないサイト設営をしたり、料理を作ったりでは大変です。
ですので、初心者のうちは、家から2時間圏内にあるキャンプ場を選ぶといいでしょう。この程度の移動時間なら、現地でも余裕を持って行動できますし、時間に余裕があれば心にも余裕が生まれます。
2)設備が充実した高規格キャンプ場を
キャンプは、日常では味わえないことが楽しめますが、家とは違う不便さもあります。特に、初めてのキャンプで不便だらけでは、楽しむことはできません。それどころか「キャンプは辛いだけだからもう行かない!」なんてことにもなりかねないのです。
そこで、最初はできるだけ設備が整ったキャンプ場をオススメします。最近よく話題になる「高規格キャンプ場」というもので、トイレが水洗なのはもちろん、温水洗浄便座がついたキャンプ場も珍しくありません。またAC電源付きサイト、給湯器付きの炊事棟、大浴場や温泉などの入浴施設、豊富な品揃えの売店など、様々な便利設備がそろった施設が増えています。
まずは、そんな高規格キャンプ場でキャンプそのものに慣れてから、不便だけどより大自然が楽しめるなど、もっと“上級者向け”のキャンプ場へ徐々に挑戦していけばいいと思います。
3)ワークショップやイベントが豊富
「キャンプ場では何をして遊べばいいのかわからない」という人なら、ワークショップやイベントを開催しているキャンプ場を選ぶのもいいでしょう。これなら外遊びに不慣れでも安心です。
例えばクラフト教室のような小さな子どもでも参加できるものから、カヌー教室やフィッシング教室などのアクティビティ体験、ダッチオーブン料理やピザ作りが楽しめるアウトドアクッキング教室など、キャンプ場によってさまざま。「ハロウィンキャンプ」「クリスマスキャンプ」といったイベント、季節の野菜や果物が収穫できるキャンプ場など、好みにあわせた催しを探してみるのもいいかもしれません。
4)レンタル用品が充実していると安心
キャンプ初心者は、どうしても忘れ物が多くなりがち。そんなケースは、キャンプ用品のレンタルがあるキャンプ場を選びましょう。
レンタル用品が充実しているキャンプ場なら、テントやタープ、テーブル、チェアなど、あらゆるモノが充実。なかには、ほとんどの装備が現地に揃っている「手ぶらキャンプパック」なるサービスを行なっているサイトもあります。
もちろんここで紹介した内容が、すべて含まれている必要はありません。あくまでも参考にしていただき、ご自分で「こんな条件のキャンプ場だったら安心!」と思える場所を選んでみてください。