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愛犬にもシートベルト着用!ペットとのクルマ移動で気を付けるべき点8つ

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TEXT: 青山尚暉(AOYAMA Naoki)  PHOTO: 青山尚暉

愛犬と安全にドライブする幸せのために

 今では高速道路のサービスエリア、パーキングエリアで愛犬を連れたクルマをよく見かけるようになった。ドッグランなどのペット施設が充実した場所も多く、また、愛犬と泊まれ、レストランでの食事もいっしょに楽しめる、愛犬同伴型リゾートホテルも増えている。つまり、日本でも、徐々にではあるものの、愛犬と快適にドライブできる環境が整ってきつつあるのだ。

 しかし、自動車評論家にして、ドッグライフプロデューサーでもあるボクの目には、とんでもない愛犬家がいるのも事実。例えば、愛犬を運転手のひざの上や助手席に、なんの拘束装置もなしに乗せているケース。これは危ない。運転に支障をきたすだけでなく、万一の際、愛犬がエアバッグの展開の衝撃でけがをしたり、最悪の場合、車外へ放り出されてしまう。命にかかわる危険がある。

 

愛犬には後席が基本

 愛犬を安全にクルマに乗せるには、前席は絶対にNG(超小型犬用助手席に設置するアイテム装着時を除く)。道路交通法違反に問われることさえあるからだ。で、基本は後席。

 それも、前席に飛び出さないような、シートベルトなどでしっかりと固定できる、風通しのいいキャリーケース、あるいは車内用ベッドと愛犬用シートベルトを併用すると完ぺきだ。

 後席に愛犬を乗せる際は、リードを付けたまま、後席の右側(舗道と反対側)に乗せ、ドアを閉めてから、リードを外すこと。また、降車の際は、車内でリードを付け、飼い主がリードを引いた状態でドアを開け、下ろすのが鉄則だ。理由は脱走、飛び出し防止のためである。

 

乗り降りの際にはリードをつけた状態で

 もちろん、ステーションワゴンやSUV、ミニバンなどで後席まで人が乗車する場合は、愛犬はラゲッジスペースに乗せることになるのだが、ラゲッジフックにベルトなどで固定したクレートや、ボルボの純正ペットアクセサリーにある車種専用ドッグゲート(鍵付き!)などの中に入れることが望ましい。

 その際も、リアドアから乗せるときと同様に、リードをつけた状態で乗せ、降車の際はリードを付けてから下ろすことが大切。こちらも、脱走、飛び出し防止のためである。特にステーションワゴン、SUV、ミニバンのバックドアは大きく幅広く開くため、降車の際、愛犬たちは狭い場所から解放される興奮で勢いよく飛び出しやすく、それを飼い主がブロックしにくいから注意したいのだ。

 

 車内の汚れや臭いの付着が気になるなら、後席用のベッド、マット、ラゲッジ用のマットは不可欠だ。クルマにぴったりあったサイズで、合成皮革製など、汚れや臭いが付着しにくく、掃除も楽なアイテムが望ましい。

 後席用でハンモック、またはバスタブ状のマット、ベッドを選ぶ際は、前部にメッシュ窓があるものに限る。それがあると、前席の飼い主と後席の愛犬がアイコンタクトしやすく、お互いに安心して乗っていられるのと、エアコンの風が届きやすいからだ。できれば後席用エアコン吹き出し口があるクルマがなおいい。1年中毛皮を着ている暑がりの愛犬が後席以降に乗っても、季節を問わず、快適なドライブが楽しめるはずだから。

 なお、ボクがプロデュースした、さまざまな高機能を満載した究極の後席専用愛犬ベッドとして、フォルクスワーゲン純正の「フラットベッド」(発売中)と、ボルボ純正のドッグベッド(フルサイズ&ハーフサイズ 年内発売予定)がある。臭いや抜け毛が付着しにくく、車内が汚れにくく、エアコンの風通し性や、乗降時のシートサイドの汚れ、サイドシルのつめキズ防止などを考慮した設計を施している。

 

3時間以上のドライブ移動は控えよう

 さて、ここからは愛犬とロングドライブする場合、気をつけるべき点を紹介したい。まず、出発当日は、お散歩(排せつ)を済ませ、食事は出発の1時間前には済ませておくこと。トイレを我慢した状態、食後すぐのドライブだと、ストレス、車酔いの原因になるからだ。

 ペット先進国のスウェーデンでは、連続3時間以上のペットの移動が禁じられ、日本のペットツーリズムシンポジウムでも、連続3時間以上のクルマ移動は望ましくないとされている。もし、片道3時間のドライブなら、途中で1回、ドッグランのあるようなサービスエリア、パーキングエリアに立ち寄りたい。そして車外に出し、新鮮な空気を吸わせ、お散歩させ、水分補給をしてあげよう。

 もちろん、運転も細心の注意を払いたい。言ってみれば、赤ちゃんや妊婦さんを乗せているようなつもりで、である。車内でどこかにつかまれない犬は、前後左右のGによって、爪を出してふんばり、ストレスが増大。急のつく運転操作は厳禁である(車酔いの原因にもなる)。また、ドライブモードにエコモードがあればON(ホンダはECON、スバルはインテリジェントモード)。燃費が良くなるのと同時に、自然と犬にもやさしい穏やかな走行性能になるからだ。

 最後に、飼い主1人の運転で、さびしがり屋の愛犬をどうしても近くに乗せておきたい・・・というなら、世界でほぼ唯一、助手席に安全に固定できる「ペットシートプラスわん」というHonda Dogシリーズのアクセサリーを使うといい。

 超小型犬、小型犬専用サイズとはいえ、エアバッグの展開に影響しにくい形状で、シートにしっかりと固定でき、内部の底には飛び出し防止リードまで備わる安心設計だ。

【詳しくはこちら】
https://www.honda.co.jp/ACCESS/dog/petseatplusone/

 

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