折りたたみできるSCOO(スクー)
主に屋内やバリアフリー環境のあるところで使用することを前提にした電動車いすがキュリオの「スクー」だ。
ボードの上に折りたたみも可能なシートとハンドルが付いていると言うシンプルな構造で、それぞれを畳むとクルマのトランクにも入るし、自宅でもスペースを取らずに保管することができるのが特徴だ。
マンションやアパート住まいの人では、一般的なシニアカーは置き場の都合で持てないことがある。ところが折り畳めるスクーならシニアカーを所有するハードルはグッと下がるのではないだろうか。
従来は前後7インチタイヤのみのラインナップだったが、9インチタイヤにアップしモーターの出力を向上させた「SCOO X(スクークロス)」も新たに登場している。
こちらも他モデル同様、ハンドルポストとシートを折り畳むことができるので、走行安定性がアップしたぶん、クルマに積んで観光地などの外出先で乗るという行動半径を広げることが可能になった。
連続走行距離はスクーが約16kmで、スクークロスが約13km。これだけ走れば1日は余裕で持つ。それでも不安という場合は、使用するバッテリーが小型のリチウムイオンバッテリーでコンパクトなのでスペアを積んでおけば電池切れにも対応できる。
また、満充電まで約2時間(家庭用電源時)で、休憩時などを利用して注ぎ足しの充電も可能だ。気になる価格はスクーが38万円でスクークロスが42万円となっている。