クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • カーライフ
  • あおり運転を未然に防ぐ! ドアミラーとバックミラーの積極的利用が安全運転に繋がる
カーライフ
share:

あおり運転を未然に防ぐ! ドアミラーとバックミラーの積極的利用が安全運転に繋がる

投稿日:

TEXT: 山本晋也  PHOTO: Auto Messe Web編集部

周囲の状況を常に把握

 ドライブが趣味というクルマ好きにとって、楽しいドライブの基本とはどのようなものだと考えているだろうか。颯爽と走る愛車、おいしい食事、きれいな景色……そうした要素も大事だが、もっと重要なのは事故を起こさないこと、トラブルに巻き込まれないことだろう。つまり、安全運転が基本中の基本だ。

 では、気持ちの良いドライブにつながるスマートな安全運転のためには、どんなことに気を付けるといいだろうか。具体的にはいくつも注意点をあげることはできるが、基本は周囲の状況を把握することだ。

走行中には周囲360度に気を配りたい

 クルマを運転しているときには、ついつい前方の様子に注意力の大半が使われてしまうかもしれないが、それだけでは安全運転にはほど遠い。並走している自転車、後ろから迫ってくるクルマなど、周囲360度がどうなっているかを認識して、適切に対応することが安全運転につながるのだ。

 とはいえ、ドライバーの顔が前を向いている限り、視野というのは前方が中心となる。人間の平均的な水平視野角は200度程度。耳から後ろの状況を見るには振り返る必要がある。しかし、高速で走行しているときに前方から目線を切ってしまうのは危うい。そのために、自動車には顔を前に向けたまま後方の様子が確認できる装置、すなわち「バックミラー」の装着が義務付けられている。

後方を確認する基本はドアミラー

 保安基準で求められているのはドアミラー(サイドミラー)で、ご存知のように斜め後方の様子を知ることができる。死角もあるが、走行中の後方確認の基本はサイドミラーだ。なぜなら同じ方向に向かって走っている限り、真後ろを走行する車両と接触することはほとんど考えられない。並走状態の車両との事故のほうがずっと起きやすいからだ。だから、まずは前方の様子に注意を払い、次に側方に気を配るということが大切だといわれている。

室内のバックミラーで真後ろを確認

 そうした前提の上で、昨今の社会問題となっている「あおり運転」のトラブルを回避するためには室内にあるバックミラー(ルームミラー)を積極的に活用する意識を高めたい。真後ろに迫ってくるクルマを早めに認識して、状況に応じて先に行かせるなどの対応がトラブルを未然に防ぐ。そんな輩から煽られる前にスルーしてしまえばいい。そのためにも、ルームミラーを適宜確認することは重要だ。

 あおり運転だけでなく、緊急車両が迫ってきていれば、道を譲るのはドライバーの義務。そのためにもルームミラーで真後ろの状況を確認することは必要である。賢明なる読者諸兄においては捕まるようなスピードでかっ飛ばしているようなことはないだろうが、スピード違反で取り締まられてしまったら、せっかくのドライブが台無しな気分になるだろう。

 ドライブを楽しむには、前だけを見るのでは足りない。ドアミラーやルームミラーを有効活用して、周囲の状況を常に把握しておくことがセーフティドライブにつながるのである。

すべて表示

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS