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ダニの発生を抑制!車内清掃にベンリな「小型掃除機」の賢い選び方

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

吸引力とノズルの多さを重要視したい

 涼しくなってくると愛車のお手入れにもちょうどいいし、年末ともなると大掃除が控えていたりする。そのときに活躍するのがクルマ用の小型掃除機だ。車内清掃ではゴミを片付けて、あとは拭く程度という人もいるかもしれないが、掃除機が1台あると機動力アップというか、ダニの発生の原因となる食べ物のカスなど細かなホコリなども一気に取れるので、健康被害予防のためにもぜひ持っていてほしいもの。

 しかし、なんでもいいというわけではなし。カー用品店やホームセンターに行くと、いろいろと売られているが、使い勝手の良し悪しがあったりするし、値段もピンキリ。車内用小型掃除機の選び方を、ポイントを絞って紹介しよう。

【サイズ】

 本体の大きさは基本中の基本。大きいと車内での取り回しに難があるので、やはりコンパクトなほうがいいだろう。ただし、あまりに小さいと内部のモーターやゴミが入る容量に限界があるため、掃除機としての性能が低くなる可能性もある。軽自動車、ミニバンなど、愛車の大きさを考慮して、取り回ししやすい大きさを選んでほしい。

【電源】

 車内の電源として一般的なのは12Vのシガーソケット。使ったことがある人はわかると思うが、コードがあると作業しづらいことが多々ある。しかも、家庭のようにソケットがあちこちにあるわけではない。最近は充電式も増えており、コードレス式ならではの機動力の高さが魅力だろう。また、100Vコンセントを装着したクルマなら、家庭用掃除機を使うのもひとつの手段ではある。やはり、吸引力が違う。

【吸引力】

 当然ながら大きいほうが基本的にはいい。ここで見ておきたいスペックは「ワット数」。さらに圧力を”Pa(パスカル)”で吸引力を表しているクリーナーも存在するが、車内用でどれぐらい正確なのかわからないこともあり、参考程度でいいだろう。

 表記があれば参考にしたいのが、どれぐらいものを吸えるかという具体的なもの。クルマの場合、ホコリは布シートに絡みついているし、フロアには小石が落ちていたりと、実は家庭用よりもシビアな環境だけに、「●●●も吸える!」みたいな具体的な例があれば目安にしたい。

【容量】

 どれぐらいゴミを貯められるか、これは”リットル”で表記されていることが多い。クルマの場合、絶対的なスペースが小さいので、ゴミを溜めるカップがすぐ満タンになるということはほぼないはず。カップの取り外しやすさなども含めて、選ぶといいだろう。

【ノズル】

 いちばん大事なのがこれだ。車内は複雑な形状をしているので、そこに合わせてノズルを変えてやるのが車内清掃のカギ。大きなノズルでは、シートの隙間に入っていかないし、逆に小さなノズルでフロアをチマチマとやるのも効率が悪い。どんなノズルが付属しているのか、形状を含めて見てみよう。

 最後に、家庭用のハンディクリーナーを車内で使用するのもあり。ただし、タイプによっては取り回しが悪かったりするので、本体サイズのみならずアタッチメントもチェックしてほしい。また、家庭の床を掃除するクリーナーで、土足で上がる車内の床に使用するのに抵抗がある人もいるだろう。そのようなケースでは、クルマ用のノズルを用意するので対応できるだろう。

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