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日常点検にひと手間プラス!サーキット走行前にやっておきたい基本準備9つ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

サーキット走行前に必ずやってほしい5項目

1:車内の荷物などを下ろす

 カバンやCDなどのケース類、Gがかかったとき動きそうなモノはすべて車外に出しておく。忘れがちかつ重要なのはフロアマット。ペダルの奥に入り込んでブレーキが効かなくなる、なんて事例があるので必ず降ろしてほしい。サイフなど貴重品はセンターコンソールボックスやグローブボックスに。

 

2:ゼッケンなどの貼り付け

 主催者から配布されたゼッケンは、粘着力の強いテープで確実に貼り付ける。養生テープは走行中に剥がれやすいのでオススメしない。またタイム計測の発信機はメーカーにより差はあれど、かなり高額な機械なので落下して破損させないよう、念には念を入れて固定しよう。

 

3:灯火類のテーピング

 ヘッドライトやレンズ類は、クラッシュで破片が飛散しないようテーピングする。エンジンルームでは油脂類のキャップも外れないようテープ、もしくはタイラップを使って固定。同じくバッテリーのプラス端子も、ビニールテープを巻いて絶縁しておく。

 

4:タイヤの空気圧チェックと調整

 サーキット走行に適した空気圧と街乗りで推奨される空気圧は異なる。なのでコースイン前に必ず空気圧を調整しておこう。また最初の2~3周でタイヤを温めたら、一度ピットインして上がり幅を再チェック。メーカー推奨の規定値と大幅に異なっていたら調整すべき。ただし、クルマのタイプや走り方、路面コンディションでタイヤの空気圧は変わってくる。最適というのは、自分が走りやすい、タイムが良いなどが目安。なお、走行が終わったら街乗り用に戻すのも忘れちゃダメ。

 

5:ホイールナットの増し締め

 走行中にホイールナットが緩み、タイヤが外れるのは本当に危険。トルクレンチを使い規定トルクでシッカリ増し締めしよう。十字レンチで力いっぱい締めるのは、ハブボルトが伸びて折れる危険性があるので逆効果だ。愛車の規定トルクもあらかじめ調べておこう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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