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人気のオフ系スタイル! アウトドアシーンで引き立つ自動車カスタム5つ

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)

効果的にイメチェンできるパーツ選び

 依然として衰えをみせないアウトドアのブーム。影響はクルマのカスタムにも波及しており、SUVや軽自動車を中心にパーツも選び放題といった状況だ。それらのなかでルックスと実用性を兼ね備えた、アウトドア派なら抑えておきたいカスタマイズを紹介しよう。

 道なき道を行くとまではいかずとも、アウトドアと切っても切れないのが未舗装路。段差や轍は多いし、雨が降った後などは深い水たまりもできる。そこを安全かつ愛車を傷付けず走るには、車高を上げる「リフトアップ」が有効だろう。ただし、極端に上げると直進安定性が悪くなったり、車検に通らなくなることがあるので、構造変更が必要ない4センチまでのリフトアップにとどめるのがオススメ。乗降性や舗装路での使い勝手をスポイルせず、かつワイルドな雰囲気も併せて手に入れられる。オフ系スタイルにメジャーな車種は、車高アップ用のスプリングといった専用の足回りキットが充実しており、選択の幅が広いのもメリットだろう。

 そして、リフトアップしたクルマと似合うのは、「マッドガード」と「アンダーガード」。マッドガードはいわゆる泥除けで、タイヤが跳ね上げた小石でボディが傷付くのを防いでくれる。純正やオプションで設定されているクルマもあるが、後付けパーツはサイズが大きく効果も目立ち度も格段に上。

 また、アンダーガードはボディ下まわりを保護するパーツで、オイルパンやデフなど部位ごとに設定されているのが一般的だ。金属製なので重くなるデメリットはあるものの、エンジンや駆動系を破損するよりマシだろう。

 さらに走りに関わるアイテムでいえば、「オールテレーンタイヤ」も外せない。オンロードもオフロードも使えるオールマイティさが特徴で、以前はクロカン用のオールシーズンタイヤとして使われていたが、現在はハイエースや軽自動車などリフトアップとは無縁だった車種用サイズもラインナップ。タイヤだけでゴツゴツした見た目に早変わりできるのが人気の秘訣だ。静粛性や燃費は一般的なオンロード用タイヤに劣るが、未舗装路でスタックしてレスキューを呼ぶよりはマシ。サイドウォールの剛性や耐久性も高いといわれている。

 続いては積載能力を高めてくれるアイテムをふたつ。ひとつめは屋根に取り付ける「ルーフキャリア」で、箱型でフタの付いたルーフボックスとシンプルな台座だけのルーフラックがある。ルーフキャリアは雨でも積載物が濡れない反面、形状によって搭載できないケースも。いっぽうルールラックは積み方の自由度が高いけど、雨対策や荷物の固定が少し面倒といずれも一長一短だ。キャンプなどに行くときの積載量が増えるのはモチロン、汚れたり濡れた荷物を車内に入れずに済むのも大きなメリットといえる。

 ふたつめは「ヒッチキャリア」。車体の後方に取り付けるので積み下ろしがルーフボックスより楽で、クルマを自分のサイトに置けるならテーブルやキッチンスペースとしても活用できる。なお、装着にはヒッチメンバーと呼ばれるパーツが必要だ。 紹介したアイテムはいずれも実用性が高く、かつアウトドアな雰囲気を高めてくれるモノばかり。合法の範囲内でクルマを使った外遊びを満喫するために活用しよう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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