ワゴンブームはパワー競争にも発展
”羊の皮を被った狼”のようなクルマというのは、マニアにとってはたまらないもの。ひと口に羊の皮を被ったといっても、セダンや軽自動車など、いろいろなパターンがある。なかでも人気が高かったのが、ステーションワゴンだろう。ワゴンは荷物を本来積むためにあるにも関わらず、速いというのは、意外性もあるし、さらに高速ツアラー的な精悍さが漂ってきたりして、クルマ好きには堪えられない。今回は5台に絞って、紹介しよう。
【初代レガシィ・ツーリングワゴンGT】
【初代インプレッサWRXスポーツワゴン】
キビキビした走りが楽しめたうえ、WRCで暴れまくったことも、人気を後押ししたのである。
【ステージア260RS】
ステーションワゴンにはふさわしくない前置きインタークーラーや迫力のあるエアロパーツ、同じくGT-R譲りのバケットシートなどをまとい、別格感を強烈に醸し出したのだ。現在の中古車価格も高騰している。
【ランサーエボリューションワゴン】
また、セダン同様にAT仕様のグレード”GT-A”も用意され、イージードライブでも楽しむことが可能。ちなみにスーパー耐久にもこのワゴンで参戦していた。
【カルディナGT-T】
心臓部の3S-GTEといえば、当時はセリカのイメージが強烈だった。カルディナも”セリカのワゴンバージョン”な展開を狙っていたが、カルディナ自体がレガシィに完敗といった感じでヒットには至らず。ちなみに自然吸気エンジンのグレードは”GT”となる。