AMG SL65の装備を採用「グランド・エディション」
メルセデス・ベンツ日本は10月30日、 メルセデス・ベンツの最高級ロードスター「SL」の特別仕様車「SL400 Grand Edition(グランド・エディション)」を新設定。専用デザインのホイール採用や、トップパフォーマンスモデル「AMG SL65」の装備を取り入れたエレガントなインテリアが特徴だ。
追加された「SL400 グランド・エディション」は、名の通り「SL400」をベースとし、367psを発揮する3リッターV6ツインターボエンジンを搭載。今回、特別仕様車に用意されたアルミホイールはグランド・エディション専用アイテムで、ハイグロスブラックペイントを施した19インチAMGツインスポークのデザインを採用している。
一方でインテリアには、シリーズのトップパフォーマンスモデルである「AMG SL65」と同様の、ダイヤモンドステッチがあしらわれたタンドラブラウンパールとブラックを組み合わせたナッパレザーシートとライトブラウン・ポプラウッド・インテリアトリムを採用。極めて上質でエレガントな空間を演出している。
また、標準の「SL400」では選ぶことのできない多くの機能を特別装備された。「マジックスカイ・コントロール・パノラミックバリオルーフ」は走行速度が約40km/hまでなら、ボタンを1回操作するだけで電動ルーフの開閉を自動で行なうことが可能(開始操作は停車時のみ)。ルーフトップの濃淡も切り替え可能で、クリアモードでは頭上に空が広がり、ダークモードでは太陽光などによる室内の温度上昇を防ぐなど、快適性を維持する。
また「マルチコントロール・シートバック」は、シートに内蔵したエアクッションがバックレストのサイドとショルダーエリアをサポートするうえ、ランバーサポート(背もたれ部のクッション)もきめ細かく調整できるため、理想的な着座姿勢を実現。
さらに、コーナリング時にバックレストのサイドが自動で膨らむ「ドライビング・ダイナミックシート」も装備したことで、スポーツドライビング時などでも乗員の身体をしっかりとホールドしてくれる。
サウンドシステムでは、運転席と助手席の足元にウーファースピーカーを内蔵する「Front Bass」を採用。その高い音響性能とともに、ドア内蔵スピーカーが不要となるため、収納力が高いドアポケットも実現する。また一流ブランドの「Harman/Kardon」製ロジック7サラウンド・サウンドシステムによって、最高級ロードスターに相応しい極上のサウンドを提供する。
ボディカラーはオブシディアンブラック/グラファイトグレー/セレナイトグレー/ダイヤモンドホワイトの4色。価格(税込)は1416万円で、これはベース車の「400SL」に対して87万円のアップとなっているが、特別装備の内容を考えるとバリューは十二分と言えるだろう。