ラグビーW杯ナンバーは締め切り間近
一般社団法人全国自動車標板協議会は、第46回東京モーターショー2019にて「ナンバープレート展」を公開。10月18日に国土交通大臣より発表されたばかりの「地方版図柄入りナンバープレート(17地域)」や、既に交付されている41地域の「地方版図柄入りナンバープレート」、「ラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレート」、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレート」などを展示した。
現在すべての「地方版図柄入りナンバープレート」を一堂に見られるのは、この東京モーターショーのみとのこと。訪れたことのない地域のナンバープレートを見ると、その土地の特産物や観光地などを知ることができて、眺めているだけでも楽しい気分を味わえた。
ブース外側に設置されているプロジェクションパネルでは、都道府県ごとの人気ナンバーランキングや希望ナンバープレートの申請の仕方、参加するとタッチペン付きポールペンがもらえるクイズなどを映し出し、様々なコンテンツで楽しめるようになっていたのも特徴。
他にもブース内では、自分のオリジナルナンバープレートを作成できるコーナーもあり、ノーマルや図柄版、ラグビー版など好きなナンバープレートと数字を選ぶと、本物そっくりなナンバープレートケースをもらえた。
さて、今年はアジア初のラグビーW杯が日本で開催されたが、これを記念してラグビーワールドカップ特別仕様ナンバープレートが交付されている。寄付金付き(1000円以上)と寄付金なしでプレートデザインは異なり、大会自体は終了しているものの、11月29日まで申込可能となっている。
また、抽選対象希望ナンバーを申し込む場合は15日まで、Web申し込みは12日24時までなので、ほしい方は忘れずに申し込んでいただきたい。
希望ナンバープレートの人気数字は激戦
では、希望ナンバーの人気ランキングはどうだろう。軽自動車を見てみると、全国的に人気の数字は偏っており、抽選は激戦を極めていると言えよう。例えば「11-22」は”いい夫婦”の語呂合わせで人気。そのほか、「・・・1」や「25-25」(ニコニコ)など、1桁ナンバーやエンジェルナンバーと呼ばれる幸せを呼ぶナンバーなどもランキング上位にランクインしている。
また、最近見かけるようになった上段3桁の分類番号のアルファベット。こちらは2018年1月から使用されており、希望番号制度によりランキングで紹介したようにいくつかの数字に人気が集中したため、より多くの人に希望したナンバーを交付できるようにと導入された。導入されたアルファベットは「A・C・F・H・K・L・M・P・X・Y」といった、全部で10文字。数字と見間違われそうなB、I、Oなどは欠番という。
そのほか、夜に走っているとよく見かける文字が光るナンバープレート「字光式ナンバー」。ヘッドライトと連動していて、点灯するとナンバープレートの文字が発光する。おしゃれやカスタマイズなど見た目のカスタマイズ用途で装着する人も少なくないが、本来は雪国でナンバープレートに雪が付着した際にナンバーが見えるようにと始まったものである。
このように図柄から数字、字光式など選択可能な範囲で様々にカスタマイズできるので、個性を発揮するチャンスをナンバープレートにも与えられたと言えよう。しかし、人気のナンバーには引き続き人気が集中することは避けられない。この先、また新たに図柄やアルファベットが追加になることが予想されるが、どのような展開になっていくのか楽しみである。