冬のオートキャンプに必要なギアと選び方
そんな魅力満載の冬キャンプですが、それなりの装備がないと過酷な極寒キャンプになってしまいます。冬ならではのギア選びと、備えておきたいアイテムを確認しておきましょう。
【テント+グランドシート】
冬におすすめのテントは、写真のような冷気を遮断してくれるスカート付のタイプ。換気や結露防止につながるベンチレーションもあるといいでしょう。さらに2ルームやシェルタータイプだと、暖かい空気が寝室とリビングの両方でシェアできます。
地面からの冷気を防ぐためにもグランドシートは必須アイテム。幕内にもマットや毛布などを敷くことで、底冷えを防ぐことができます。
【シュラフ】
関東でも朝晩の気温は0度を下回るので、氷点下対応の冬用シュラフを選んでおくと安心。
形状は封筒型よりも、ミノムシのように全身を覆うマミー型の方が頭まですっぽり隠れて暖かいです。
冬用シュラフがない場合はインナーシュラフや毛布、ブランケット、湯たんぽ、ホッカイロなどを中に忍ばせると、暖かくて朝までぐっすり眠ることができます。
【焚き火台】
暖をとるのに欠かせない焚き火台。冬は薪の消費量が多くなりがちなので、夏よりも多めに用意しておきましょう。目安として1泊2日で3束以上あると安心です。さらに、常にケトルを焚き火台の上に置いて、いつでも温かいお湯が飲めるようにしておくと便利です。
【ランタン】
ランタンはガソリン、灯油、ガス、LEDと様々なタイプがあります。雰囲気を楽しむならガソリンや灯油タイプ。手軽さを求めるならばLEDで、どちらも求める方にはガスがおすすめです。
サイト全体を照らすメインランタンと、手元や足元を照らすサブランタン。最低でも2つあればOK。ヘッドライトやネックライトがあれば両手があくので、料理中やトイレなどの移動時に便利ですよ。
【テーブル・チェア】
テーブルやチェアもマストアイテムの1つ。他にラックやウォータージャグ(水のタンク)などを置くジャグスタンド、キッチンテーブルなどがあればさらに快適なキッチンスタイルが完成します。チェアも人数に合わせて、ベンチやコットがあれば大人数にも対応できます。
【クーラーボックス】
冬はソフトタイプのクーラーボックスがおすすめ。気温が低いので、ハードクーラー程の保冷力がなくてもこちらで十分。積載においても省スペース化されるので、その分、冬キャンプならではの毛布やストーブなどを積むことができます。
【ストーブ・ヒーター・電気毛布など】
寒さ対策として1番効果的なのがストーブ、薪ストーブ、ガスヒーターなどの活用。電源サイトやポータブル電源があれば、電気毛布やファンヒーターを使うとかなり快適です。
ただしストーブやガスヒーターなどを幕内で使用する場合、一酸化炭素中毒の恐れがあります。必ずベンチレーションや窓、出入り口を開けるなどして換気を良くし、センサー(警報器)を設置しておきましょう。
【ホッカイロ・充電カイロ・湯たんぽ】
ホッカイロの中でも足裏に貼るタイプがおすすめ!そのまま寝袋で寝ると思った以上に足先まで温かく快適です。
【帽子、耳あて、手袋、レッグウォーマー、ヒートテック、ブーツなどの小物】
ジャケットなどの防寒着の他に、冬の定番小物も侮れません。帽子はフライトキャップのような耳付きだと一石二鳥。インナーにもヒートテックやアウトドアメーカーから出ている高機能ウエアを取り入れるだけで、快適度が格段に違います。
【サランラップ・アルミホイル・ゴム手袋】
冬キャンプで1番辛い作業といえば、洗い物。ですがサランラップをお皿に巻いたり、アルミホイルを鍋や焚き火台の炭台などに敷けば、洗い物や後片付けが一気に楽になります。それでも洗わないといけない時にはゴム手袋をすると、冷たい水でも余裕なのでぜひお試しあれ!
万全の準備で冬のオートキャンプにデビューを!
行けばきっとハマってしまう、魅力満載な冬のオートキャンプ。基本のアイテムと防寒対策さえしっかりおさえておけば、誰でも始められます。今年こそぜひ冬のオートキャンプにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。