1度きりの生産モデルも
ミニカーファンなら思わずゲットしたいモデルがまたもや商品化された。インターアライドからは、第3回日本グランプリで活躍した2台のトヨタ2000GT、さらに鮮やかなレーシングオレンジを纏ったマツダ・ロードスターとロードスターRFの30周年記念車のコンビネーション。そして、プラモデルメーカーの青島文化教材社からはカスタマイズを楽しむハイラックスとアコードワゴンが登場。早速紹介をしよう。
【インターアライド】
インターアライドでは国内外のレースシーンに華々しい歴史を残した国産レーシングカーを徹底再現した「Q-MODEL」シリーズを展開中。今回は1966年の第3回日本グランプリで活躍した2台のトヨタ2000GTをリリースする。細谷四方洋が決勝で3位に食い込んだレッドの15号車と、田村三夫が豪雨の予選で2位と健闘したシルバーの17号車だ。
第2回までは細かくクラス分けされて、多くのレースがグランプリを名乗り開催されていたが、第3回からは60周(350km)のメインレースに一本化。国産メーカーではトヨタとプリンス、ダイハツなどがワークス参戦した。レース専用車のプリンスR380やダイハツP-3と異なり、トヨタ勢は市販車の2000GTにオールアルミのボディを架装しての戦いだった。
大雨と霧に見舞われた2日の予選で2位となった田村三夫と、一転してドライの決勝では無給油作戦が奏功してプリンス勢の表彰台独占を阻んだ細谷四方洋の活躍は、後世に語り継がれるエピソードのひとつだ。
その2台のスペシャル2000GTを完成品の1/24スケールで再現したのが「1/24 Toyota 2000GT 15号車レッド【1966 日本GP】」と「1/24 Toyota 2000GT 17号車シルバー【1966 日本GP】」で、2020年1月に発売予定だ。レースに特化して製作されたボディ形状は市販の2000GTと異なる部分も多いため、マニアにとっては絶対に手に入れたい価値あるレジンモデルだ。
なお、この新発売に合わせて、「1/24 PRINCE R380 グリーン9号車【1966 日本GP】」と「1/24 PRINCE R380 ブルー10号車【1966 日本GP】」も受注可能だ。価格はいずれも1万7000円(税別)。
今回はインターアライドからもう1組、鮮やかなオレンジのオープンカーのコンビをご紹介しよう。少量生産のハンドメイドディスプレイモデル、Hi-Story(ハイ・ストーリー)シリーズの最新作「1/43 MAZDA ROADSTER 30th Anniversary Edition(2019)」と「1/43 MAZDA ROADSTER RF 30th Anniversary Edition(2019)」の2台だ。
いずれも今年、ロードスター生誕30周年を記念して台数限定でリリースされたが、人気沸騰で抽選となって完売したスペシャルバージョンをモデル化したもの。レーシングオレンジという専用色も話題を呼んだ。初回以降の再生産はないので、ファンはお急ぎを。価格はいずれも7800円(税別)。
【青島文化教材社】
アオシマの「ザ☆チューンドカー」シリーズは、1/24スケールの組み立て式プラモデル2種類が登場。まず「No.65 1/24 RN80 ハイラックス ロングベッド リフトアップ ’95(トヨタ)」を紹介しよう。付属品は’92~’97北米モデル用のグリルとバンパー、ワンピースリヤウィンドウのほか、北米モデル用の純正ミラーとロングベッドも同梱。さらにRAGUNAⅠのアルミホイールやユーロテール、カスタムハンドルに窓枠塗装用マスキングシールも付いている。1/24スケールにつき、完成すると全長は約193mmになる。
もう1台は「No.66 1/24 ウイングスウエスト CF2アコードワゴン ’96(ホンダ)」だ。ウイングスウエスト(WINGS WEST)は、アメリカのエアロパーツの有名ブランド。当然だが、フロントバンパースポイラー/サイドステップ/リヤアンダースポイラーの3点セットが付属。マフラーや18インチのワーク製エモーションKaiホイール、窓枠塗装用マスキングシールも付いている。完成時の全長は約199mm。
価格はいずれも2800円(税別)だ。