スズキ・クロスビー
好んで出掛けるアウトドアシーンが”悪路の先にある”というならば、4WD性能に優れ、アウトドアでの使い勝手にも富んだクルマが必須となる。そこでオススメしたいのが、スズキの「クロスビー」。
最低地上高180mm、アプローチアングル19.7度、デパーチャーアングル40.4度と本格クロスカントリーに迫る悪路走破性を備え、4WD車ならスポーツ/スノーモードのほか、滑りやすい路面での発進をサポートするグリップコントロール、急な下り坂でも車速を7km/hにコントロールし、安心安全に下れるヒルディセントコントロールを完備する。
ラゲッジスペースは後席使用時で最大幅1270mm、奥行き最大525mm(後席スライド位置による)と、決して大容量ではないものの(そもそもボディサイズが全長3670mm、全幅1670mmとコンパクト)、後席を倒せば奥行き1000mm、助手席までフラットに倒せば1420mmまで拡大する。
ラゲッジ床下に深さ180mmの樹脂製ボックスを備えているから、アウトドアでの濡れ物や汚れ物を収納するのに便利このうえなしだ。
ダイハツ・ロッキー&トヨタ・ライズ
そして、新型モデルとして登場したばかりの「ダイハツ・ロッキー」と「トヨタ・ライズ」も、アウトドアにぴったりな、FFと4WDが選べる新型クロスオーバーだ。
最低地上高は185mmで、凸凹道などでの走行ではクラスでもっとも余裕があり、ラゲッジスペースも後席使用時で幅1000mm、奥行き755mm、天井高740~865mm(2段デッキボードの位置による)とたっぷり。容量についても369Lとクラス最大で、床下収納の80Lを加えれば、449Lもの大容量になる。
ただし、全長3995mmのコンパクトなボディサイズだけに、ラゲッジスペースの最大フロア長は後席を格納しても約1330mm程度。車中泊は難しい。だが、荷物を積む十分なスペースや4WD仕様の場合なら高い悪路走行性能を持つと考えれば、アウトドアを楽しむギアとしては文句なしクルマだといえよう。
しかも、先進運転支援機能や衝突回避支援システム、スマートフォン接続のオペレーターサービスから車内Wi-Fi機能など最新の装備が満載。アウトドアはもちろん、街中や高速道路での安全性や快適性がとても高いモデルなのだ。
*ラゲッジスペースのフロアなどのサイズは全て実測値