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テストしてわかった! パイオニア「ドライブレコーダーVREC-DZ700DLC」の実力がスゴい

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TEXT: 高山正寛  PHOTO: 増田貴広

ガラスの映り込みを抑える薄型フロントカメラ

 本来であれば一番最初にレポートすべきであるフロントカメラの性能にも触れたい。元々「VREC-DZ700DLC」の本体(フロントカメラ+モニター)は、非常に薄型なのが特徴。一般的な”ぶら下げ型”ではなく、ユニット自体をフロントガラス上面に直接固定させることで、ドライバーの視界を妨げることなくすっきりとした取り付けを可能にしている。

 また、レンズ自体がフロントガラスに近づくことで、いわゆる「映り込み」が極めて少ない点も特徴。それでも映り込みが気になるようなら、オプション設定されている偏光フィルター「AD-PLF1」を使えば解決できる。価格も抑えられているのでオススメだ。

「VREC-DZ700DLC」のレンズは、夜間の撮影に適したSONY製のCMOSセンサー「STARVIS」を採用。元々監視カメラ用に開発されたもので、高感度により低照度における場所でも鮮明な画像を撮影するもの。従来のドライブレコーダーに比べて100分の1の光量でも撮影可能な「ナイトサイト」にも対応している。

 走行中の画質に関しても言うことなし。フルHD、200万画素、昨今のLED信号に影響を受けないフレームレート27.5fpsの採用など基本スペックはしっかり抑えながら、前述の「ナイトサイト」による暗闇での高感度・高画質録画、さらにトンネルの出入りに代表される急な明暗の変化などで起きる「白とび」や「黒つぶれ」を補正する「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」の採用も信頼性向上に役立っている。

 特に今回昼から夜にかけて長い時間を走行した際、感じたのが逆光時でもWDRがしっかり利いていた点。正直、逆光時ではクルマのバイザーを下げないと視界が大きく妨げられる位まぶしかったのだが「VREC-DZ700DLC」ならば影響を受けずにしっかり録画できるのだ。

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