あの名作が復刻へ、新ブランドも発進
ウェッズといえば、おなじみのシリーズのみならず、スポーツカーやSUVをターゲットとしたモデルも用意されるなど、多岐にわたるブランド展開でもおなじみ。そして、2020年は新ブランドの発表をはじめ、かつて一世を風靡したモデルが復刻されるなど、快進撃は止まない。それでは一挙に紹介していこう。
【F-ZERO FZ-3】
2019年、東京オートサロンの会場で劇的な幕を開けた新ブランドの発表からまもなく1年。ハイエンドなカスタマイズシーンで人気を集める”削り出し鍛造製法”で、その知名度をイッ気に高めたのが「F-ZERO(エフゼロ)」である。フィンとメッシュを融合したような15本スポークを持つ”FZ-1と、シンプルな10本ツインスポークで構成する”FZ-2″に続く第3弾モデルが『F-ZERO FZ-3』だ。
デザインは、中央に大胆なスリットホールを設けた5スポーク。削り出しといえば、直線的でエッヂの効いた風合いが特徴だが、スポーク側面を傾斜させたり、センターパートを3D形状としたことで単調さを払拭。シンプルな形状に複雑なラインを同居させた、極めて美しい1本となる。2020年1月発売予定。
●F-ZERO FZ-3(設定サイズ):18〜21インチ
【ウェッズスポーツ SA-25R】
SUPER GTといったモータースポーツにも造詣が深いウェッズにとって、そのノウハウを活かしたブランド展開は必須といえるテーマ。そんなコンセプトを持たせたブランドがウェッズスポーツであり、2020モデルの『ウェッズスポーツ SA-25R』にもモータースポーツで培った息吹が宿る。
”SAシリーズ”の最新作は、持ち味であるデザインと軽量化をさらに追求。10本スポークはシャープに描かれ、側面部をすり鉢形状としたことで軽快さを加速させた。もちろん剛性面は言うまでもなし。カラーはブランドイメージのブルーを配したBLCIIをはじめ、新色プラチナムブラックシルバーなど、全3色を展開予定だ。2020年1月発売予定。
●ウェッズスポーツ SA-25R(設定サイズ):15〜18インチ
【ノヴァリス・ローグ/ビヨンド】
2020年の幕開けにふさわしいといえるニュースに新ブランドの展開が挙げられる。”NOVARIS(ノヴァリス)”と命名された新生ブランドは、ウェッズの中級シリーズとして位置付けされ、『ノヴァリス・ローグ(14〜18インチ)』と『ノヴァリス・ビヨンド(18〜20インチ)という、2つのサブネームを与えたモデルを予定。
詳しく言えば、前者は透明感の高いピアノブラックをベースに、レッドの電着塗装でフィニッシュ。後者は艶やかなグロスガンメタに切削処理を加えた仕様で、それぞれにデザインの異なる3モデルを用意。フィニッシュの差によってビジュアル面の印象を大きく変えた全6モデルが展開される。ウェッズが提唱するドレスアップの新しい世界観にも期待したい。
●ノヴァリス・ローグ/ビヨンド(設定サイズ):14〜18インチ/18〜20インチ
【ウェッズアドベンチャー・ハセスペックII】
モデルイヤーのトリを飾るのが、SUVに特化したブランド、ウェッズアドベンチャーから展開される『ハセスペックII』だ。モデル名に”II”が与えられたように、かつて発売していたハセスペックの復刻版モデル。当時はランドクルーザーやジムニーといったクロカン4駆オーナーの間で人気を博したホイールで、まさしく待望の復活となったわけだ。
ずばり、ターゲット車種はスズキ・ジムニー&ジムニー シエラ。両車でのベストマッチングを追求した設定サイズだけでなく、最新のテクノロジーを投入して軽量化を果たすなどの進化もみせる。骨太な5スポークとライトガンメタリックが相乗効果を生み出し、タフで力強い足元を創造してくれるだろう。2020年1月発売予定。
●ウェッズアドベンチャー・ハセスペックII(設定サイズ):16インチ
来年も我々の期待を裏切ることのない名モデルをズラリとスタンバイするウェッズ。これらのモデルは、2020年の東京オートサロンでお披露目ということなので、ぜひ、その目でウェッズのニューカマーを確かめて欲しい。