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日本カー・オブ・ザ・イヤー2019-2020受賞車「トヨタ RAV4」歴代モデルを振り返る

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: TOYOTA、Auto Messe Web編集部

コンパクトクロスオーバーSUVの先駆け

 いまや、定番となったSUVというカテゴリーだけど、なかでも人気を集めているのは本格的なクロカン4WDではなくて乗用車をベースにしたクロスオーバーSUVだ。今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得した「トヨタRAV4」もれっきとしたクロスオーバーSUV。受賞した5代目モデルは日本国内のみならず、北米市場でも高く評価されており、今年だけでもすでに40万台以上を売り上げているなど絶好調なセールスをみせている。

 まさに世のSUVブームを代表する存在となったRAV4。かつては国内未発売という時期はあったものの、晴れての日本復活を遂げた新型とあわせて歴代モデルを振り返ってみたい。

 

初代(1994-2000年)

 オンロードとオフロードというふたつの走行性能を追求し、1994年に登場した初代RAV4。カローラなどの部品は共有しつつも、横置き2リッター直4エンジンやベベルギア式のセンターデフを用いた4WDシステム、SUVならではの地上高などで高い走破性をみせた。

 また、デビュー時は3ドアのみだったが、翌年には5ドアを追加してバリエーションを拡大。サスペンションは4輪独立式を採用し、乗用車にも劣らぬ快適性も手に入れただけでなく、当時のCMには木村拓哉を起用して話題となるなど、若者を始めとする幅広い層から支持されて大ヒットモデルとなった。

 

2代目(2000-2005年)

 2000年にジュネーブモーターショーで披露。初代と同じく専用のフロアパネルを採用した2代目RAV4は、ボディサイズを拡大して広い居住空間を手に入れた。販売ターゲットも海外市場を意識したもので、3ドアではなく5ドアをメインに開発・展開。世界的なセールスは順調だったものの、当時の日本は現在のようなSUVブームではなかったため、売れ行きはイマイチだった。

 

3代目(2005-2016年)

 Cセグメント向けに設計された進化版のMCプラットフォームを初めて採用したのが、3代目RAV4。ミッションは新たにCVTが加わり、それまでの3ドアモデルは廃止されて5ドアのみとなった。また、ボディはショートのほかに海外向けとしてロングバージョンも用意され、日本では3列/7人乗り仕様のヴァンガードとして展開。そして、3代目は2016年7月に販売終了となり、日本市場においてRAV4はしばらく眠りにつくことになる。

 

4代目(2013-2018年)

 2013年、北米を皮切りにSUVブームだった欧州、さらに韓国での販売をスタート。日本には同じプラットフォームを使用したハリアーを投入したため、4代目RAV4としての日本導入は見送られた。国内ではその存在さえ知られていなかったにも関わらず、世界では変わらずの人気ぶり。2016年から3年間に渡って世界で最も売れたSUVとなり、ファンのハートをガッチリと捉えたのである。

 

5代目(2019-)

 そして、2019年4月に新型RAV4が登場。待望となるの国内販売が2年8ヶ月ぶりに再開となった。ここ日本でも発売からわずか1ヶ月で、月販目標3000台の8倍となる約2万4000台を受注。現在のSUVブームの波にのったカタチとなり、幸先よいスタートを切っている。

 新しく生まれ変わった5代目RAV4は、これまでの緩やかなボディラインを脱ぎ捨て、直線基調のタフでシャープな印象へ。持ち味となる走破性のみならず、実用性や快適性なども高次元にバランス化されており、現在のSUVに求められる本質を集約した。そして12月6日、トヨタ車の受賞は10年ぶりとなる「2019-2020日本カー・オブ・ザ・イヤー」の栄冠を手にしたのである。

 若者だけでなく、女性オーナーのハートをも掴んだトヨタRAV4。初代のパンチ力は強烈だったが、新型も間違いなく記憶に残っていく一台になるはずだ。

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