恵那市をモータースポーツのメッカに
このBRIGヒルクライムチャレンジシリーズ第7戦「恵那モータースポーツフェスティバルin笠置山Vol2」の大会名誉委員長である自民党モータースポーツ振興議員連盟会長である古屋圭司衆議院議員、そして大会名誉副会長の小坂喬峰恵那市長の二人も会場に駆け付けた。
古屋名誉会長はこの恵那モーターパーク(旧グリーンピア恵那)の活用などにも触れ「グリーンピアの跡地は広大なので、高速ジムカーナができるような常設のコースを作って観客席も設けて、定期的にレースを開催したいですね。できるだけリーズナブルな利用料金で、モータースポーツをやってみたいという若者に開放して、トレーニングの場としても活用していき、恵那市をモータースポーツのメッカにしたいと思っている」と地元・恵那のモータースポーツ構想を明らかにした。
全国13カ所に設けられた大規模年金保養基地のひとつである「グリーンピア恵那」は、2000年に閉鎖。334ヘクタール(東京ドーム約70個分)の跡地は2004年9月に恵那市へ譲渡され、現在、その跡地の一部(20ヘクタール)に恵那栗を植え「えな笠置山栗園」を営業しているが、そのほかの広大な跡地の活用としてモータースポーツイベントを誘致しようという構想が固まりつつあるようだ。
恵那市は3年前から女性ドライバーによるラリーである「L1 RALLY in 恵那」を開催し、今年で3回目を数えている。また、11月には、来年開催が予定されているWRC(世界ラリー選手権)ラリー・ジャパンのプレイベントとして行われた「セントラルラリー Aichi/Gifu 2019」との共通SS(スペシャルステージ/競技区間)を恵那市明智町で行うなど、モータースポーツ熱が高まっている。
BRIGヒルクライムチャレンジシリーズでは、2020年3月21-22日に、シリーズ第2戦として再びこの恵那モーターパークで開催することがすでに決定している。ほかにもジムカーナなど初心者向けのイベントも数多く開催されているようで、これからモータースポーツの発信地となる可能性も高い。