プロが撮影した渾身のワンシーンを展示
F1、WRC、Moto GP、国内スーパーGT、ル・マン24時間、インディ500…、日本はもとより世界で繰り広げられているレースやラリーなどのモータースポーツ。その一瞬一瞬の感動シーンを撮影し、様々な媒体を通して広く伝えているフォトグラファーたちの団体、JRPA(ジャパンレーシングフォトグラファーズアソシエーション)が、例年開催している写真展『COMPETITION』がまたやって来る。
2020年の日本レース写真家協会報道写真展『COMPETITION』は、ふたつの会場を巡る予定だ。1月15日から26日までが東京のAXISギャラリー(11時〜20時)、3月11日から22日までが名古屋のアーツギャラリー名古屋(平日:10時〜18時、日・祝日:10時〜16時、※13、14、21日休館)となっている。
現場のニュアンスが伝えきれていなかったとも思えるレースやラリーのニュース報道とは、ひと味もふた味も違うモータースポーツの高揚感溢れるシーンや迫力に満ちたシーン、あるいはとっておきのドラマシーンなど、個性あるフォトグラファーたちそれぞれが1年間の集大成としてただ一つのシーンショットを自選して持ち込む写真展。だからこそそれぞれの写真作品は毎年、際立ったアピールの「シーン」でもある。
それらの作品が一堂に会し展示されている場なので、それぞれのシーンに引き込まれて行けばゆくほど、時間を奪われてしまう。入場無料なので、何度でも楽しんでほしい。
またJARPAでは、そのシーズンにもっとも『フォトジェニック』(被写体として写真写りが良かった)であった対象を選び、モータースポーツ活性化フォローに功績があった方などへのJRPAならではの賞とも言える『JRPAアワード』も賞与している。昨年は高橋国光さん率いるTEAM KUNIMITSUが大賞、成田亮選手が特別賞、中島一貴選手が栄誉賞に選ばれている。’19シーズンは誰が選ばれるかも写真展で明かされるだろうから楽しみだ。