ダイハツ・シャレード デ・トマソターボ
国産リッターカーの先駆けとなるダイハツ・シャレードにターボモデルが加わったのは2代目G11系時の1983年9月。セミハイルーフボディのモデル設定だった。
1984年1月にイタリア「デ・トマソ社」とのコラボによるロールーフボディの「デ・トマソ・ターボ」を発売。ダイハツの3気筒エンジンにターボを装着して80psを発生。自然給気では不足するパワーとトルクをターボが補い、ドレスアップした外観が特徴となるモデルだった。
マツダ・ファミリアターボ
FF 2BOXカー市場で爆発的なヒットとなった5代目BD系「赤いファミリア」も、当時のパワーウォーズに対応するため1983年6月にターボモデルを追加する。
開発陣はゴルフGTIに代表されるヨーロッパのホットハッチを視野に入れ、ラグのない洗練された過給特性を追求。SSサスペンションに象徴される高いシャーシ性能がE5型SOHC1.5リッター115psのターボパワーとうまくマッチする。まさに、大人の走り好きをも満足させる完成度と質の高さを誇っており、4WDモデルも登場した。