衛星通信を可能とした災害対策車両
幕張メッセで開催中の東京オートサロン2020に、三菱自動車は「アウトランダーPHEV特務機関NERV仕様」を参考出品。ゲヒルン株式会社とのコラボレーションし、近隣自治体支援や防災情報配信サービスを行なう。
防災情報を国内最速レベルで配信するアプリ「特務機関NERV防災」を運営するゲヒルンが、災害時に自治体へ車両を提供した三菱自動車に声をかけて誕生。大人気アニメ“エヴァンゲリオン“シリーズに登場する「特務機関NERV」の名称とロゴを車体にラッピングし、ルーフには米国カイメタ社の平面型衛星アンテナ「KYMETAμ7」を搭載。スカパーJSATと協力し、災害時のインターネット接続サービスを提供する。
さらに内閣府と協力し準天頂衛星みちびきを利用した、衛星安否確認サービス「Q-ANPI」端末を搭載するなど、様々な防災情報を配信するために特化した車両。また、地震や津波により道路状況が悪化した地域でも活動するため、タイヤ&ホイールはトーヨーオープンカントリーR/Tに、クリムソン『ライカン』を組み合わせ、オフロードの走破性を向上させているのも大きな特徴だ。