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日産・エルグランドに特別仕様車が復活!キャラバンとともにミニバン市場で反撃開始

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

市場からの要望で復活した特別仕様車

 東京オートサロン2020の日産ブースには、1月29日に発売となるエルグランドの特別仕様車「ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」を披露。「NV350キャラバン プレミアムGX アーバンクロム」もあわせて展示された。

 エルグランド”ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム”は、2018年にも同じ名前の特別仕様車が登場。期間限定販売されていたが、好評につき再び販売されることになったわけだ。

「ハイウェイスター ジェットブラックアーバンクロム」に与えられた専用装備を具体的にピックアップすると、シートは「プレミアムタンレザーシート」を採用。

 ドアトリムや本革巻・木目調コンビステアリング、シフトノブに、タン色のステッチ加飾を施すことで、よりプレミアム感あふれる室内空間を演出する。

 また18インチのアルミホイールも専用品で、よりダークな「ダークグラファイトフィニッシュ」で足元の高級感をアップ。

 フロントグリルとランプフィニッシャーは、特徴的な漆黒メッキで仕上げ。通常のクロームメッキは光沢感が強いのに対し、漆黒メッキはあえて表面のスモークを濃くしているので、重厚感のあるエルグランドの顔をさらに際立たせているといっていいだろう。

「アーバンクロム」はこれまでもあったが、それよりさらに黒味を増した「漆黒」=「ジェットブラック」。今年はこれが流行るかもしれない。

 搭載エンジンは2.5リッターと3.5リッターの2タイプで、駆動方式はFF(前輪駆動)と4WDを設定。車両価格は437万3600円〜544万2800円(税込み)となっている。

 

NV350キャラバンに特別仕様車が続々

 日産ブースでは、もう1台気になるミニバンが「NV350キャラバン プレミアムGX アーバンクロム」。最上級グレードの「プレミアムGX」をベースに、上質で存在感のあるエクステリアを目指した仕様で、昨年からの発売以降すでに多くのオーダーが入っている。

 ライバルであるトヨタのハイエースは特別仕様車が多いのに、日産のキャラバンは、これまで付加価値のあるクルマはなかったので、待望のモデルといえるだろう。日産らしく、実用性を重視しており、仕事のための相棒としても使い勝手がよく、なおかつ休日はプライベートでも使えることをコンセプトにしたのが人気を博しているようだ。

 プレミアムGX アーバンクロムならではの装備は3つ。ひとつ目は、15インチのアルミホイールとなり、プレミアムGX専用のデザインとなる。

 二つ目は、ダーククロム色のグリル、ドアミラー、バックドアフィニッシャー。シックな風合いが上質感を演出。最後は専用エンブレムが与えられている点だ。

 その他、他のグレードではメーカーオプションになっている、LEDヘッドランプやフロントプロテクターを標準装備しているのも注目したいところ。

 さらにサイドシルプロテクターやリアアンダープロテクターのオプションもあり、スタイリッシュ志向のユーザーを喜ばせる仕様も可能となっている。

 ボディタイプはロングボディの標準ルーフのみで、搭載エンジンは2リッターガソリンと2.5リッターディーゼルターボの2種類。ディーゼルには4WDの設定もある。車両本体価格は、320万40円〜410万2920円(税込)。

 このプレミアムGX アーバンクロムを皮切りに、カスタマイズされたキャラバンの開発にもこれから力を入れていくとのことなので、今後も期待したいところだ。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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