完成に訴える走りを実現する
マツダは、同社独自の燃焼制御技術「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」によって、ガソリンエンジンにおける圧縮着火を世界で初めて実用化した新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X(スカイアクティブ エックス)」を搭載した「MAZDA CX-30」の販売を開始した。
「SKYACTIV-X」は先に発売されているMAZDA3に搭載したエンジンと同じで、排気量は2.0リットル、最高出力180馬力を発揮。価格は329万円台から371万円台(税込)となっており、同排気量のガソリンエンジン”SKYACTIV-G”搭載車と比べて、約60万円~70万円ほど高い設定。3グレードを用意し、ATだけでなく6速MTや4WDなどをラインアップしている。
CX-30は、市街地での取り回しが容易な丁度よいサイズや、デザインと居住性、静粛性が高次元でバランスされた人気のクロスオーバー車。質感の高い室内空間も特徴で、美しいエクステリア、運転のしやすさなど、洗練されたスタイリングと機動性が多くのユーザーに評価されている。
新しくCX-30に搭載されたSKYACTIV-Xは、マツダが世界で初めて実用化した新世代エンジン。圧縮着火によりディーゼルエンジンのような高いトルクや燃費性能と、ガソリンエンジンの伸びのある出力性能などを併せ持つ。
また、最高出力6.5馬力のモーターとリチウムイオン電池によるマイルドハイブリッド(M Hybrid)システムを搭載。CX-30のSKYACTIV-X搭載車の燃費(WLTCモード)は、最も良いグレードで17.0km/リットルとなっており、同排気量のガソリンエンジン車より燃費性能を5%向上させている。
ガソリンエンジンならではの高回転までの伸びの良さと、ディーゼルエンジンの優れた燃費・トルク・応答性といった特徴を融合し、人馬一体の気持ちよい走りと優れた環境性能を両立。マイルドハイブリッドシステムも加わり、滑らかで気持ちの良い走りと、効率的な燃料消費を実現している。
試乗したユーザーによると「発進後の加速が滑らか。アクセルを踏んだ分だけスーッと加速する」、「静かなディーゼルのよう。M Hybridのアシストで変速ショックも少ない」、「SKYACTIV-Xを試乗した後に他のクルマに乗ると、その違いを実感した」など、その印象的な魅力を強く感じたそうだ。