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プロが作業するには意味がある!安易にDIYすると危険なクルマいじり6つ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

結果的に余計な手間や出費がかかるケースも

 最近のクルマは素人であるユーザーが、ヘタに手を出せる部分が減ってきている。構造的にイジれないというだけでなく、これまでのクルマでは問題なくできていたのに、制御などの関係で手を出せなくなってしまったということもある。いずれにしても、プロのメカニックに工賃を払って作業するには意味があるわけで、今回は安易に素人が手を出すと危ないポイントをまとめてみた。

オイル交換

「エンジンオイルの交換くらいはできる」というのは昭和のクルマ好き。作業内容としては下(オイルパンのドレーン)から抜いて、あとはオイルを入れるだけだから簡単ではある。しかし、それだけに落とし穴はあると言ってよく、まずあるのがエンジンオイルの量だ。

 オイル量が少ない場合は、レベルケージに付かないので気が付きやすいが、規定量を超えて入れすぎたことでゲージ全体が濡れていると、逆に「入っていない」と勘違いしてどんどんオイルを追加したという例もあったのも事実。それとは逆に、最後にエンジンを始動して油量を確認しなかったばかりに、実際は量が足りなかったという例もある。

 また、オイル漏れが怖いからといって、ドレンボルトを規定トルクよりも強く締めたことでねじ山をダメにしたり、パッキン交換をケチってオイルが漏れたというのもあるので、リスクと工賃の安さを考えるとプロに任せたほうがいいだろう。

 

ブレーキパッド交換

 クルマには欠かせないブレーキパッドの交換は、キャリパーを外して(めくり上げて)ピストンを押し戻して入れ替えるだけ。構造的には簡単に聞こえるが、鳴き止めのプレートや位置合わせのピンなど、細かい部品もけっこう付いていて、どう戻すのかわからなくなってしまうことが多い。

 また、バラバラにしたのはいいがピストンを戻す特殊工具がなくて、断念というのも聞くハナシ。実際に断念した人に聞くと「手やペンチで押せば戻ると思った」と言うが、かなり硬い(強い力が必要)ので無理である。さらに、パッド交換をした際は、ブレーキフルードのエア抜きという作業も必要となってくる。

 ちなみにブレーキは重要保安部品につき、「整備士の資格がなければ触ってはダメ」というのをよく聞くが、ユーザー自身が愛車の作業するのは問題ない(他人のクルマのパッド交換は禁止)。

 

タイヤ&ホイール履き替え

 次は、ローテーションやスタッドレスへの履き替えといったタイヤに関する作業。スペアタイヤへの交換にも通ずる、簡単な部類の作業ではあるが、失敗例を上げると「土の上でジャッキアップしたらめり込んで倒れた」とか「締めすぎでナットが舐めた」など、けっこうある。

 とくに後者の締めすぎは、「タイヤが外れたら大変」という恐怖心からけっこう起こりがちで、レンチに乗ってグイグイと体重をかけて締めたなんていう猛者も。理由を聞いたら「レンチに体重をかけるとナットは簡単に外れるから、締めるときもいいと思った」と、納得できるようなできないような答えが返ってきて驚いたことがある。自分でやることが多い場合は、最近は安価なトルクレンチもあるのでひとつ用意しておくといいだろう。

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