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大人気のミニバン・キャンピングカー「街乗り、ときどき車中泊」に使えるスグレモノ6台

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: Auto Messe web編集部

日産・セレナ

 セレナをベースに、ポップアップ式ルーフテントを装備したのが「セレナP-SV」。「日産ピーズフィールドクラフト」が製作したこのクルマは、ルーフテント部の広さや快適性を追求。

 テントは外気や日光を遮断するフルクローズと、夏の就寝時にさわやかな風が入るメッシュにできるハーフオープンが可能。レインカバーも標準装備し、少々の雨であればルーフアップしても浸水することはない。また、油圧ダンパーの装備でルーフの上げ下げもとても楽だ。
 車内は、シートを倒しオプションのアンダーベッドを装備すれば、大人2名の就寝が可能。ルーフ部と合わせて合計4名の就寝スペースを確保できる。
 ちなみに、この車両には、サブバッテリーも搭載し、エンジン停止時の電力も確保。FFヒーターや家庭用12V電源のコンセントなどを装備することで、車中泊時の実用性にも考慮する。さらに、収納スペースが豊富なのも魅力で、3列目シートをサイドに跳ね上げ、2列目シートを前にスライドすれば、沢山の旅の荷物や趣味の道具などを積むことができる。

三菱・デリカD:5

 高い悪路走破性などで、アウトドア派に大きな人気を得ている三菱・デリカD:5をベースに、車中泊での機能性をアップさせたのが「デリカ D:POP(ディーポップ)」。製作は、愛知県にある「西尾張三菱自動車販売」、つまりカーディーラーが作ったオリジナルキャンピングカーなのだ。
 最大の特徴は、はやりポップアップルーフ。ルーフを上げると出現するルーフテントは、全長1800mm×全幅1160mm(オプションのベッド板使用時は全長2180mm×全幅1160mm)で、大人2名の就寝が可能。また、ルーフ収納時でも、全高は1.99mに収まるため、高さ2mまでの駐車場が利用でき、日常での使い勝手にも考慮している。
 室内は、やはりオプションのベッドを使えば、大人2名が横になれるフラットスペースを作ることが可能。ルーフテントと合わせて合計4名の就寝が可能なため、子供2名と夫婦の4人家族なら、旅先などで車中泊を楽しむことができる。

 ほかにも、サブバッテリーやインバータ、FFヒーターや冷蔵庫など豊富なオプションを用意。オーナーの好みに合わせた装備が選べるのも魅力だ。

トヨタ・エスクァイア

 最後は、ルーフテント仕様ではないものの、5ナンバー登録が可能なキャンピングカーを紹介しよう。「Revo(バンレボ)」が製作した、トヨタ・エスクァイアがベースの「MR(エムアール)」は5ナンバーミニバン。普通の乗用車と同じく車検は新車から3年、その後は2年毎でいいなど、維持費が比較的楽なのが魅力だ。
 ブラックを基調とした内装が、シックなイメージを醸し出すMR。乗車定員は5名、2列目シートをスライド&リクラインニングさせるだけでセットできるフラットベットを装備(就寝2名)。ベットマットは重ねて収納が可能なため、キャンプ用具など荷物の収納も邪魔にならない。
 ほかにも、2WAYテーブルやシャワーフォーセット付きシンク、エンジン停止時の暖房に便利なFFヒーター、高級感を演出するキャビネットなどを装備。キャンプでの使い勝手の良さも実現している。今回展示したエクスワイアのほかにも、ボクシーやノアなどをベースとして選ぶ事ができる。

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