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大人気のミニバン・キャンピングカー「街乗り、ときどき車中泊」に使えるスグレモノ6台

普段使いも可能な車中泊仕様「ミニバン」

 ミニバンがベースのキャンピングカーの魅力は、通勤・通学や買い物など普段使いができる一方で、アウトドアで快適な車中泊も楽しめること。ジャパンキャンピングカー2020(1月31日〜2月2日・幕張メッセ)には、そんなオールマイティなクルマが大挙集結! 特に、今回はルーフテント付きモデルが数多く展示されていたので、注目モデルを紹介しよう。

ホンダ・ステップワゴン スパーダ

 ステップワゴンがベースのDECK ONE(デッキワン)は、5人乗車が可能で普段使いもできる上、最大3名の車中泊が可能なキャンピング仕様車。製作は「ホワイトハウス」だ。
 最大の特徴は、大人2人がゆったりと横になれるポップアップ式ルーフテント。テント内のベッドサイズは全長2200mm×全幅1120mmで、ルーフはガスダンパーの装備により、簡単に上下することができる。
 また、室内には2列目シートを倒してセットするフラットベットも装備。1列目シートは回転させて2列目シートと対面式にすることも可能で、アウトドアで家族や友人などと楽しい談話に花を咲かせることもできる。
 リアゲートには、シンクや収納式のコンロも装備するため、屋外での調理も可能。大容量の積載性を確保しつつ、実用的な装備にも気を配った仕様だ。

トヨタ・ヴォクシー

 ヴォクシーのハイブリッド仕様がベースのキャンピングカーが、VOXY DAYS POP WEEKENDER(ヴォクシー デイズ ポップウィークエンダー)。こちらも製作は「ホワイトハウス」で、ステップワゴンと同様、ポップアップルーフを装備して、ルーフを挙げれば大人2名が就寝できるロフトに早変わりする。
 室内は、2列目シートとベッドマットを組み合わせることで、大人2名がゆったりと横になれるベッドスペースとなる。また、オリジナルの2列目シートはセパレートタイプで、自在なアレンジが可能。3列目シートも使用可能なため、2列目と3列目を対座式にし快適なリビング空間を作ることもできる。

 ほかにも、給排水10Lタンクを装備したキッチンスペースには、収納式テーブルや電子レンジなども搭載。ホワイトウッド調の家具が、室内を華やかな印象を与えてくれる。

ホンダ・フリード+

 愛犬と楽しく過ごすためのキャンピングカーとして開発されたのが「FREED+DOG LOVER(フリードプラス ドッグラバー)」。ベースは、2列シート5人乗り仕様のフリードプラスで、製作はやはり「ホワイトハウス」だ。
 テールゲートには、ゲートを開けた際に愛犬が飛び出さないようにネットを装備、後部にはスライド式収納スペースもあり、愛犬のおもちゃなどを入れることも可能だ。
 キャンピングカーとしての装備も充実で、クッションマットにより2列目以降のスペースがベッドスペースに早変わり。ポップアップ式ルーフテントと合わせ、計4名の就寝が可能だ。また、1列目シートは回転式で、2列目と対面式にできるほか、革のような風合いのシートカバーは、高級感と座り心地の良さを両立している。

日産・セレナ

 セレナをベースに、ポップアップ式ルーフテントを装備したのが「セレナP-SV」。「日産ピーズフィールドクラフト」が製作したこのクルマは、ルーフテント部の広さや快適性を追求。

 テントは外気や日光を遮断するフルクローズと、夏の就寝時にさわやかな風が入るメッシュにできるハーフオープンが可能。レインカバーも標準装備し、少々の雨であればルーフアップしても浸水することはない。また、油圧ダンパーの装備でルーフの上げ下げもとても楽だ。
 車内は、シートを倒しオプションのアンダーベッドを装備すれば、大人2名の就寝が可能。ルーフ部と合わせて合計4名の就寝スペースを確保できる。
 ちなみに、この車両には、サブバッテリーも搭載し、エンジン停止時の電力も確保。FFヒーターや家庭用12V電源のコンセントなどを装備することで、車中泊時の実用性にも考慮する。さらに、収納スペースが豊富なのも魅力で、3列目シートをサイドに跳ね上げ、2列目シートを前にスライドすれば、沢山の旅の荷物や趣味の道具などを積むことができる。

三菱・デリカD:5

 高い悪路走破性などで、アウトドア派に大きな人気を得ている三菱・デリカD:5をベースに、車中泊での機能性をアップさせたのが「デリカ D:POP(ディーポップ)」。製作は、愛知県にある「西尾張三菱自動車販売」、つまりカーディーラーが作ったオリジナルキャンピングカーなのだ。
 最大の特徴は、はやりポップアップルーフ。ルーフを上げると出現するルーフテントは、全長1800mm×全幅1160mm(オプションのベッド板使用時は全長2180mm×全幅1160mm)で、大人2名の就寝が可能。また、ルーフ収納時でも、全高は1.99mに収まるため、高さ2mまでの駐車場が利用でき、日常での使い勝手にも考慮している。
 室内は、やはりオプションのベッドを使えば、大人2名が横になれるフラットスペースを作ることが可能。ルーフテントと合わせて合計4名の就寝が可能なため、子供2名と夫婦の4人家族なら、旅先などで車中泊を楽しむことができる。

 ほかにも、サブバッテリーやインバータ、FFヒーターや冷蔵庫など豊富なオプションを用意。オーナーの好みに合わせた装備が選べるのも魅力だ。

トヨタ・エスクァイア

 最後は、ルーフテント仕様ではないものの、5ナンバー登録が可能なキャンピングカーを紹介しよう。「Revo(バンレボ)」が製作した、トヨタ・エスクァイアがベースの「MR(エムアール)」は5ナンバーミニバン。普通の乗用車と同じく車検は新車から3年、その後は2年毎でいいなど、維持費が比較的楽なのが魅力だ。
 ブラックを基調とした内装が、シックなイメージを醸し出すMR。乗車定員は5名、2列目シートをスライド&リクラインニングさせるだけでセットできるフラットベットを装備(就寝2名)。ベットマットは重ねて収納が可能なため、キャンプ用具など荷物の収納も邪魔にならない。
 ほかにも、2WAYテーブルやシャワーフォーセット付きシンク、エンジン停止時の暖房に便利なFFヒーター、高級感を演出するキャビネットなどを装備。キャンプでの使い勝手の良さも実現している。今回展示したエクスワイアのほかにも、ボクシーやノアなどをベースとして選ぶ事ができる。

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