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80年代の往年モデルを彷彿させるカラーリングを新採用!ヤマハXSR900がマイナーチェンジ

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: ヤマハ

丸形ヘッドライトの機能も向上した2020年モデル

 ヤマハXSR900が登場後初のマイナーチェンジを受け、2月25日から2020年モデルとして発売された。 XSR900は、845cc水冷直列3気筒DOHC4バルブF.I.エンジンをダイヤモンドフレームに搭載し、「ネイキッドとスーパーモタードの異種交配造形による個性的なデザイン」のマシンとして登場したMT-09のプラットフォームをベースに展開された一台である。

 2016年4月に登場したXSR900は、「The Performance Retro-ster」を開発コンセプトに持ち、ネオレトロな外観と、ハイパフォーマンスな性能を合わせもつモデル。発進・加速時に良好なトラクションをもたらすTCS(トラクションコントロールシステム)や、減速時の穏やかな車体挙動に貢献するA&S(アシスト&スリッパー)クラッチを装備。そのボディは「CMFG(カラー、マテリアル、フィニッシュ、グラフィックの略)」デザインを取り入れ、金属の素材感を強調したものとしている。

 今回の変更では、ポジションランプを追加し、リフレクターデザインを変更した丸形ヘッドランプの採用。そしてボディカラーに新色が追加された。

 XSR900は、これまで2016年12月に「ブラックメタリック」、そして2019年3月にも「ダルパープリッシュブルーメタリック」という新色追加を行ってきたが、登場時に設定されていた「ライトレディッシュイエローソリッド」以外は、ダーク調を基本とするラインナップであった。

 しかし今回、新たに白色の「ラジカルホワイト」をベースにレッドとブラックの鮮やかなラインで塗装塗り分けを行ったカラーを設定した。これは、1980年代に人気を博したスポーツモデルのイメージを再現しているという。ボディカラー展開は2色で、もう一色はモデル登場時から設定のある「マットグレー」は継続して販売することとなる。

 ネオレトロ・ロードスポーツモデル「XSR900 ABS」の価格は106万1500円(税込)。

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