インテックス大阪にて16日まで公開中
インテックス大阪で開催中の「大阪オートメッセ2020(2月14日〜16日)」では、ホイールメーカー「ウェッズ(Weds)」がブースを出展し、2020年モデルの新作モデル群を展示している。初のお披露目となるコンセプトモデルも多数用意されるなど、オートメッセ2020での注目ホイールを紹介したい。
シンティルにゴールド仕様を世界初公開
まずは、高級3ピースホイールブランドでおなじみの「クレンツェ(Kranze)」からは、高級セダンやSUVにオススメの新作モデル『シンティル(19〜22インチ)』をはじめ、そのダイヤモンドのような優美なデザインをモノブロックに落とし込んだ『シンティル168EVO(18〜22インチ)』を展示。アルファードやレクサスRXといった国産高級車で1ピース構造ならではの伸びやかさを発揮できる期待のモデルだ。
さらに「クレンツェ」からは2本のコンセプトモデルがベールを脱いだ。まずは、ステイタス性や特別感をダイレクトに表現したゴールド仕立てのシンティルだ。先述の2020年モデルをベースに、きらびやかなゴールドの風合いと天面ポリッシュをコンビしつつ、リムはアルマイトゴールドでフィニッシュ。センターキャップやピアスボルトまでも金色とした特別仕様で、あくまでも参考出品ということだが、標準カラーとはひと味も二味も違う独創のオーラは見る価値ありの1本といえるだろう。なんといっても今年はオリンピックイヤー。今後、”金”(ゴールド)がトレンドとなる可能性があるかもしれない。
また、「バズレイアV2」とうネーミングを持つ参考出品も本邦初公開。”バズレイア”と聞いてピンと来るカスタマイズ派は多いはず。2000年代に大ブレイクしたクレンツェを代表する名作であり、目の肥えた高級セダン乗りを中心に一世を風靡。ファンに惜しまれながらも販売中止となったが、当時の良さを知るオーナーからの熱い要望に応えてイチから金型を製作。こちらもプロトモデルということで、いまや味わい深いディッシュデザインは希少なだけに、販売再開に期待したいところだ。
人気ブランドも全カラーをチェック可能
2ピースホイールブランドの「マーベリック(MAVERICK)」をはじめ、削り出し鍛造の「エフゼロ(F-ZERO)」、さらに1ピース構造のドレスアップ系ブランド「レオニス(LEONIS)」の新作も大阪オートメッセで展示されている。
12本スポークで構成する『マーベリック 1212F(16〜21インチ)』は、スポーク1本ずつに緩やかな回転性を持たせた造形。ホイールが回転した時の視覚的な躍動感は、軽自動車からミニバン、輸入車までマッチング可能。しかもオーダーインセットに対応しているので、愛車に合わせたベストセッティングができるのも注目だ。
また、「エフゼロ」の第3弾モデル『エフゼロFZ-3(18〜21インチ)』も公開となった。中央に大胆なスリットホールを設けた5スポークは側面を傾斜させたり、センターパートは3D形状とするなど味わい深い造形が魅力。シンプルな形状に複雑なラインを同居させた、極めて美しい1本も注目を集めている。
さらに、デザインやカラーに特殊技術を注ぎ込んだハイエンド系1ピースブランド「レオニス」も、2020年の新作『レオニスGX(14〜20インチ)』を公開。10本のスポークには立体感を強調する翼断面形状を与えたほか、ダクト風のエアホールを設けるなど、圧倒的な躍動感を獲得している。高貴なミラーカット系の2色のほか、ブラックとレッドとのコンビでスポーティにも薫る3つの設定色も必見といえるだろう。
そして、”ライトコンセプト”を掲げるレオニスのスポーツ系ライン「ナヴィア」にも待望の新モデルが披露された。ナヴィアといえば、高強度と軽量性を両立するリムの整形技術”AMF製法”をはじめ、高い防腐性を誇る特殊クリア塗装といった日本の高い技術力を踏襲した純国産シリーズで、機能性を求めるユーザーをや降雪地帯のオーナーから高い支持を受ける。今回、参考出品された『ナヴィア07』は、そんな高いクオリティを持たせた次期モデル。発売こそ未定なものの、シルバー系とブラック系の2カラーを予定しているとのこと。 他にもナヴィアのデビュー「ナヴィア01」をハイパーシルバーブラックに塗装したコンセプトモデル「ナヴィア01 NEXT」も参考展示。従来のつや消しカラーにはない、光輝系ならではの立体美をチェックしてほしい。