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ジムニーシエラの「マリンブルー仕様」 オトナのレジャースタイルを提案する1台とは【大阪オートメッセ2020】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤圭

レジャーの使い勝手に寄り添うニクイ仕掛け

 2月14日(金)~16日(日)に開催中の「大阪オートメッセ2020」。スズキのブースでは『ジムニーシエラ・マリンスタイル』というコンセプトカーを展示。フィッシングに代表されるマリンレジャーを楽しみつつ、スタイリッシュな見た目と上質さにもこだわる1台を紹介したい。

 ジムニーよりも余裕のある1460ccのエンジンを与え、オン/オフを問わず高い走行性能に定評があるジムニーシエラ。アウトドアを楽しむユーザーを中心にオーダーが殺到する人気モデルをベースに、スズキがマリンレジャーをテーマにした『ジムニーシエラ・マリンスタイル』を発表した。

 マリンレジャーといってもカテゴリーは多岐にわたるが、主なターゲットとしたのは「海釣り」を楽しむ層。エクステリアでもっとも目を引く、ルーフの左右に装着された円筒形のボックスは、釣竿をスマートに収納する外付けロッドホルダーとなっていた。

 通常は天井に釣竿をむき出しのまま装着するホルダーや、スペースに余裕があればラゲッジにそのまま入れることが多いが、ホルダーを外装の一部とすることで見た目のドレスアップ効果も高いといえるだろう。

 また、リヤゲートには容量がたっぷりのツールボックス、ステップには乗降をサポートするステップを備えるなど、実用性を高めつつワイルドでタフに見せる工夫もあり見逃せない。

 さらにエクステリアでは、フロントバンパーの左右にある無骨な牽引フック、街灯のない道路も不安なく走れるLEDライトと、走破性や安全性に対するコダワリも多数だった。

 そしてインテリアは、撥水素材を使ったシートカバーと、各部に用いられたウエットスーツの素材がポイント。マリンレジャーが前提とはいえ愛車をできる限りキレイに保てるうえ、これらの所有欲をくすぐる仕掛けは当然ながら完成度も高い。

浜辺の走破性も秀逸な足回り

 タイヤは悪路走破性の高さに定評がある「ヨコハマ・ジオランダーX-AT」の16インチをセット。サイズは純正が195/80-15なのに対し、235/70-16と大幅にワイド化されていた。

 マリンレジャーにおける利便性、オフロードおよび一般道での走破性や安全性、乗り降りのしやすさに配慮した装備の数々。グロス仕上げしたオーバーフェンダーもよく似合う。

 海釣りはもちろんダイビングや海辺でのデイキャンプなど、海にまつわるアクティビティにおいて、頼れる相棒でありつつ雰囲気を盛り上げるアイテムになってくれるはずだ。市販化はまったくの未定とのことだが、会場で実車を見て心を奪われた人も多くいるに違いない。

 

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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