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関西発「軽トラック」の最新カスタム! “低くてスポーティ”が流行キーワード【大阪オートメッセ2020】

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TEXT: Auto Messe Web編集部  PHOTO: Auto Messe Web編集部

軽トラックにホンダのVTECエンジン換装

 軽トラックのカスタマイズを手掛ける老舗として、関西で有名な「翔プロデュース」でも様々なカスタム軽トラックを展示。ひと際目を引いていたのが、1990年代後半のホンダ・シビックタイプR(EK9)に搭載していた”B16B”エンジンを搭載したスズキ・スーパーキャリイだ。
 2WD(FR)仕様のスーパーキャリイをベースに、赤いエンジンヘッドカバーが象徴的な”B16B”を搭載し、MR(ミッドシップ)駆動に変更。純正の最高出力50ps(3気筒)に対して185ps(1.6リッター/4気筒)を発揮。800kgにも満たない軽量ボディを考えると、いかに凄まじいということが容易に想像できる。
 外装は、オリジナルのフロントバンパーやボンネット部の3Dバッドフェイスカバー、サイドステップやオーバーフェンダー、リアバンパーや荷台カバーなどを装備。低く落とした車高と相まって、スポーティな雰囲気も満点だ。

 また、ブースには、ダイハツ・ハイジェット ジャンボのカスタム仕様車も展示。外装はフロントバンパーやバッドフェイスボンネット、サイドステップ、オーバーフェンダー、リアバンパーなどオリジナルパーツでドッシリしたフォルムを手に入れた。さらに17インチのホイールやエアサスでローフォルムを実現し、スポーティなイメージも加味している。

 他にも、翔プロデュースでは、ハーフエアロでシンプルなスタイルにしたハイゼット ジャンボやスーパーキャリイも展示。ユーザーの好みに合わせた幅広いアレンジができるのも魅力だ。
 金岡代表によると、ユーザーには「職人さんや農家の方などが仕事で使いながら、普段の足や遊びにも乗る」というケースが多いという。年齢層も若者から60歳代まで幅広いということで、関西では軽トラ・カスタムが多くの人たちに認知。ここまでハードな仕様ではないといえ、いかに好まれているかが窺える。
 最近では「関東や東北からの問い合わせも増えている」(金岡代表談)という関西の軽トラ・カスタム。日本独自の「軽トラック」というクルマを、仕事から遊びまで使うという関西カルチャーは、これから徐々に全国区になってくるのかもしれない。

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