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2輪の名車「KATANA」とコラボ! 外観と走りの“切れ味”鋭い「スイフトスポーツ」【大阪オートメッセ2020】

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 佐藤 圭

オーバーフェンダーでグラマラスなボディに!

 スズキは2月14日(金)~16日(日)に開催中の、大阪オートメッセ2020に同社の大型2輪車、KATANA(カタナ)をモチーフにした『スイフトスポーツ・カタナエディション』を展示中。ベース車両の素性を活かしつつ、随所に盛り込まれたKATANAの魂を感じて欲しい。

 40年前の1980年にプロトタイプが発売されて以来、優れた運動性能と洗練されたデザインで多くの人を魅了し、日本のみならず世界で高い人気を誇る『KATANA』。2019年には待ち望まれた新型モデルがデビューし大きな話題となった。まさにスズキを代表する2輪車の代表格といえる存在だろう。

 同じくスイフトスポーツは、初代HT81S(型式)が2003年に発売されて以来、国内外のモータースポーツで活躍するほか、モデルチェンジを重ねるごとに熟成を続けている名車だ。そんなクルマとバイクがまさかのコラボレーション。KATANAを彷彿とさせるデカールや、各部に赤を取り入れたシルバーのボディカラーを採用するなどで、随所にKATANAらしいテイストを盛り込んでいる。

 アップデートの内容は、外観の雰囲気を近付けるだけにとどまらない。真っ先に目に付くのはノーマルのスイフトスポーツに比べ、グラマラスなシルエットに変身させたオーバーフェンダー。前後バンパーとの繋がりや給油口まわりの処理も自然で、ボディをワイド化しながらひと目でスイフトスポーツと分かる、自動車メーカーならではの美しい仕上がりを見せている。

 フットワーク系パーツで注目したいのはタイヤだ。ドライ&ウエットで強烈なグリップを発揮する、アドバン・ネオバAD08Rの235/40-18をチョイス。片側で約10センチはワイド化したと思われる、オーバーフェンダーを装着しているからこそ収まるサイズだといえる。

 室内では、KATANAとスイフトスポーツに共通する熱く鋭い走りを想起させる、熱を帯びたマフラーをイメージしたチタンパネルをダッシュボード/シフトノブまわり/ドアの内装に採用。走行性能に影響するパーツではないものの、やる気を掻き立てつつ所有欲をくすぐることは間違いない。

 残念ながら、コンセプトモデルのため市販予定はないそうだが、自らの愛車として乗りこなしたい人は絶対に多いはず。ブースには新型KATANAも展示されているので、関西エリアの方などは、ぜひ現地に足を運び2台を間近で楽しんで欲しい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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