日本車がシェアを占めるインドネシア市場に熱い視線
大阪オートメッセ2020には、インドネシアのジャカルタで開催される、アフターパーツ系の自動車ショー「IMX」(INDONESIA MODIFICATION EXPO 2020)のPRを兼ねて、同国の自動車アフターパーツ・マーケット協会「NMAA」が出展した。
インドネシアといえば日本車のシェアが9割と大きく、近年はアフターパーツを購入し、カスタマイズを楽しむユーザーが増えている。とくにトヨタやダイハツのクルマが多く、スポーツカーではトヨタ86やスープラ、スバルのBRZの人気があるという。
カスタムについては、パフォーマンス系の本格チューニングというより、ルックスを重視したドレスアップ系が人気。エアロパーツやパーツのカラーに関しても比較的派手な傾向が好まれるそうだ。
こうしたカスタム人気を背景に、近年はインドネシア国内でも日本車用のアフターパーツメーカーが増加。今回の大阪オートメッセ2020にも、ホイールやボディカバー、ライト類やエアサスペンションなど、インドネシアメーカーのパーツが多数展示されていたが、そのデザイン性はなかなかのもの、という印象を受けた。
これらのインドネシア製パーツは、近年はクオリティが向上してきており、同時にインドネシアのアフターパーツ・マーケットに興味を持つ、日本のチューニングパーツメーカーも増えてきているとのこと。
クルマ好きに国境はないといわれているが、日本でもインドネシアでも、日本車をベースに、個性的なカスタムが進み、お互いに刺激を与えられるようになってゆけば、もっと楽しくなってきそうだ。
なお、インドネシアのアフターパーツショー「IMX2020」は10月10〜11日に開催。アフターパーツや⾃動⾞関連産業の活性化を⽬指し、両国のカスタマイズ文化がさらに発展することに期待したい。