クラシカルなアメリカンレーサー風を演出
1970年代に一世を風靡し、アメリカンスポーツカーの足元を飾った「ホワイトレター」のタイヤ。サイドウォールにあるブランド名と製品名を白くレタリングしたホワイトレタータイヤは、足元のインパクトを高められるのが最大の魅力だ。
現在はレースやクロカン系の車両で見かけることが多いが、実はトヨタ・ハイエースに“ドンピシャでハマリ”なホワイトレタータイヤが続々とラインアップされていた。今年の大阪オートメッセの会場でも、数多くのモデルが展示されていたので紹介したい。
ロゴデザインを一新してNEWリリース
保安基準に適合したビジネスバン用ドレスアップタイヤとして人気を集める「トーヨータイヤ」のホワイトレタータイヤ『トーヨーH20』。サイドウォールに描かれるロゴを、これまでの”ファイヤーパターン+TOYOから”TOYO TIRES”のみに変更し、シンプルでスタイリッシュなデザインに変更された。プレーンだけどスピード感のある印象を放ち、サイズは16~18インチをラインアップする。
海外メーカーからも新作モデルが続々
その他のホワイトレタータイヤとしては、『グッドイヤー・イーグル・ナンバーワン・ナスカー』や『ファルケン・W11』、『BFグッドリッチ・オールテレーンT/A KO2』などが勢ぞろい。なかでも『ファルケン・W11』は、2019年にデビューした新作で、新材料開発技術の4Dナノデザインを採用し、偏摩耗の抑制とウェットグリップ性能を向上。操縦安定性も大幅にアップさせている。大阪オートメッセの会場では、「ブリッツ」のデモカーに装着されていた。
さらにリリースまでに1年以上かかり、満を持しての登場となったのが『オーレンカウンター・ニューストリート』も注目。欧州の厳しい基準をクリアし、日本の保安基準にも適合する“eマーク”を取得した高性能タイヤだ。注目は、ホワイトレターだけではなく、レッドレターとイエローレターといった他カラーをラインアップしているのがオモシロイ。ホイールとカラーコーデすることで、さらに足元のカスタマイズを楽しむことができそうだ。