バンパーなどにお洒落なイエローの差し色を施す
FCAジャパンは、Alfa Romeo(アルファロメオ)のプレミアムコンパクトモデル「Giulietta(ジュリエッタ)」に、マットグレーのボディカラーを採用した限定車「Giulietta Veloce Matt(ヴェローチェ・マット)」を設定。2020年2月29日(土)よりアルファロメオ正規ディーラーにおいて、50台限定で販売することを発表した。価格(税込)は419万円。
現行ジュリエッタは、2009年に登場した第3世代モデル。今回の限定車「ジュリエッタ・ヴェローチェ・マット」のベースとなるジュリエッタ・ヴェローチェは、1.8リッター直4ターボエンジンを搭載し、最高出力240ps、最大トルク340Nmを発生する。これに6速乾式ツインクラッチトランスミッションAlfa TCTを組み合わす。このトランスミッションは、オートマチックモードのほか、ステアリングのパドルまたはシフトレバーによるマニュアルモードも選択可能。トルクコンバーター式のATとは異なり、小気味良いシフト操作を実現できる。
特徴的な5ドアハッチバックのフォルムは、抑揚あるボディラインをクールなテイストでアグレッシブに表現。カタログモデルのボディカラーはソリッドのホワイト、レッド、ブラックの3色をラインアップしている。
一方、限定車の「ジュリエッタ・ヴェローチェ・マット」は、その名のとおり艶消しの特別色マグネシウムグレー“マット”のボディカラーが最大の特徴だ。一般的なメタリックやソリッドカラーとは一線を画し、抑揚あるボディラインをよりクールなテイストに魅せる佇まいを手に入れている。
フロントグリルやリアディフューザー、ブレンボ社製ブレーキキャリパーには、刺激的なイエローのアクセントカラーをあしらうという、マットグレーのボディカラーと鮮やかなコントラストをなす特別な演出が施されている。
さらに特別装備となる18インチのダイナミックデザインアルミホイールは、カタログモデルとは異なるツイン5スポークを基本とする精悍なデザインを採用している。
そのほかの装備については、ベースとなったジュリエッタ・ヴェローチェ同様、スポーツサスペンションやレッドステッチ入りのスポーツレザーステアリングホイール、レザーシート(前席シートヒーター付)、メモリーナビゲーションシステムなどが備わり、高いスポーツ性と上質な室内空間を実現している。
ちなみにカタログモデルのジュリエッタ・ヴェローチェより限定車「ジュリエッタ・ヴェローチェ・マット」の価格は20万円高。しかし、最も大きな装備差である、マットカラーというコストの高いボディ色を採用し、さらに専用アルミホイールも装備することだけでも十分にお買い得な価格設定といえるだろう。