日本のナンバーを取得したFCVを展示
東京ビッグサイトで2020年2月26日(水)~28日(金)の3日間で開催されている「スマートエネルギーWeek 2020」の「第16回[国際]水素・燃料電池展 ~FC EXPO 2020~」に、韓国の自動車メーカーHYUNDAI MOTOR(ヒュンダイ=現代自動車)が出展。西ホールの屋外展示場では、数日前に日本のナンバーを取得ばかりの燃料電池車(FCV)「NEXO(ネッソ)」を展示した。
「第16回[国際]水素・燃料電池展 ~FC EXPO 2020~」ブースには、燃料電池車の心臓部となる「FCスタック」とモーター等を組み込んだFCV用駆動ユニット、FCスタックを使用した電車用のモジュール、さらには、水素を供給することで発電する充電ユニット(実際にEVレースに使用することを計画中)を展示していた。
ちなみに、NEXO(ネッソ)とはデンマークの島の名前で、古代ゲルマン語では「水の精霊」、ラテン語とスぺイン語では「結合」という意味を持ち、水素と酸素を結合して走る燃料電池車にぴったりのネーミングが与えられているわけだ。
今回、イベント開催の数日前にネッソの型式認証を取得して展示してくるなど、攻めの姿勢をヒュンダイが見せるのは、グローバルな自動車メーカーとして再び日本市場への足掛かりを考えているからだ。その第一歩がこのFCVであるネッソとしているようだ。世界的にも著しい伸びを見せる自動車メーカーだけに、今後の動向には注目したい。