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放っておくと大事故の危険も! ブレーキの鳴きの原因と対策5つ

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TEXT: 髙山則政  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ブレーキローター裏のプレートに異物が侵入

 ブレーキローターの内側にはバックプレートと呼ばれる板が付いているが、ここに小石などが挟まってキーキー音が出ることがある。ブレーキ操作とはあまり関係がないが、ブレーキ付近で音質も似ているので診断で困るケースも。

 同様にキャリパーとローターなどに異物が引っかかることもある。砂利道走行や渡河走行、大雨の冠水路走行、サーキット走行でコースアウトしてグラベルに突っ込んだ際などに起こる可能性が高い。対応としては早めに異物を取ればOKなのだが、木の枝や紐などだと部品破損や発火の原因にもなるので、下回りをチェックしよう。

しばらく動かさないとブレーキローターが錆びる

 モーニングシックネスといって、朝イチや梅雨時、洗車後はブレーキが鳴きやすい。これは鉄製のローターが朝露や湿気で錆びて、一時的に摩擦が高くなるため。久しぶりに乗るクルマはもっと錆びているので、走行開始直後はゴーゴー音がでることもある。ブレーキの効きが鋭くなるので最初のブレーキは注意。低速で何度かブレーキを繰り返せば大抵解消する。

グリースの追加と鳴き止めシムの装着

 ブレーキは2つの物質をこすり合わせているので、音や振動が出るのは原理上仕方がないが軽減する対策は当然してあって、例えばブレーキパッドのキャリパーピストンで押される側には、鳴き止めの薄いプレートが装着してある。

 ここにグリースが塗布されている場合、塗り直すと収まることもある。また、設計上鳴きやすいクルマもあるので、仕様として諦めないといけないのもある。そういうニーズに対応して、鳴きを止めるグリースやケミカル、鳴き止めシムも販売されており、それらを使うのも一手。

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