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費用や準備するものは? クルマのカギを紛失したときの対処法とは

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

いざという時にスペアキーは非常に役立つ

 もしも、クルマで出かけた先で、鍵をなくしてしまった場合はどうすればいいのか。インターネットで検索すると、鍵の専門店やロックサービスは、全国どこにでもたくさんある。つまり、それだけ鍵のトラブル、紛失が多いということ。ドアを開錠するだけならJAFを呼んだり、自動車保険のロードサービスを呼べば解決するが、それだけではエンジンをかけて移動することはできない。この場合の解決策は主に以下の3つがある。

1)自宅にスペアキーを取りに行く(もしくは家族に届けてもらう)
2 )ディーラーか鍵の専門業者にスペアキーを作ってもらう
3 )JAFや自動車保険のロードサービスにレッカーを頼んで帰宅する

 鍵をなくした場所が自宅から近ければ、1)が一番手っ取り早い。そうじゃなければ、JAF会員なら15kmまでのレッカーは無料。保険会社のロードサービスは、会社にもよるが100km以内、レッカー代15万円以内といった保証が受けられるので、これらを利用するのもひとつの手と言える。問題は、自宅から遠方だったり、すぐには帰宅できないというケースだ。

 この場合、鍵の専門店を呼ぶしかない。ネットで調べて連絡すれば、よほど僻地ではない限り、30分ぐらいで駆け付けてくれて、その場でスペアキーを作ってもらえることが可能だ。気になる料金は下記の通り。

・従来からあるスタンダードな「刻みキー」:1万5000円前後
・機械的なウェーブキー:1.5~2万円
・イモビライザー付き:3~4万円
・スマートキー:3~8万円

 イモビライザー付きのカギや、スマートキーは高額になるほか、対応できる業者は限られているので、救援依頼をするときに確認が必要となる。そして、その際は以下の情報が必要。

・メーカーと車種
・年式(初度登録年月 車検証で確認)
・型式指定番号(車検証で確認)
・クルマが止まっている場所
・鍵の種類

 これらを準備しておき、支払方法も相談しておいた方がいいだろう。

 なお、費用も業者によって多少のばらつきがあるので、業者のホームページの料金表を見比べたり、電話で見積もりを確認するのもポイント(※イモビライザーの有無はとくに重要。イモビライザー付きのクルマには、窓ガラスに南京錠のようなシールが貼ってあったり、鍵印のインジケーターランプがある)。

 スペアキーの製作は、ディーラーに頼むこともできるが、新しい鍵ができるまで数日から1週間かかるので、その場での対応は望めない。

 また費用はスマートキーだとディーラーに頼むと5万円以上もかかるケースがあるので、時間面でもコスト面でも、鍵の専門店の方がメリットは大きい。自宅に鍵を取りに帰った人もレッカーで帰宅した人も、スペアキーがないというのは心許ないので、メインキーをなくしてしまった場合は早めにひとつはスペアキーを作っておこう。

 鍵をなくした現場近くの警察に、紛失届を出しておくのも忘れずに。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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