ディーゼル車のメリット活用に時代的な注目
かつては石原慎太郎元都知事にペットボトルに入れた煤(すす)を見せられて批判されたり、ちょっと前にもVWの排気ガス規制不正といったバッシングもあった「ディーゼル車」。しかし、いまや輸入車を中心に日本で買えるディーゼル車の充実ぶりは目覚ましいものがある。
マツダ6/CX-5/CX-8
登場から8年が経ったマツダの2.2リッターディーゼルだが、一度大改良を受けていることもあり太い低速トルクと高回転までシッカリ回るエンジンフィール、静粛性の高さ、ガソリン車との差額が比較的小さい点など、その魅力は全く色褪せてない。
なかでもディーゼルエンジンを搭載した3台、マツダ6、CX-5、CX-8はどれも魅力的。使い方にあったものを選べばいいと思うのだが、なかでもこの2.2リッターディーゼルを自分の手で表情豊かに操り、かつより良い燃費も追求しながら走行が楽しめる、6速MTの設定があるマツダ6とCX-5が特にお勧めといえよう。
三菱・デリカD:5
「ミニバンに軸足を置いたSUV」として2007年に登場。そして、2019年に超ビッグマイナーチェンジを受けた「デリカD:5」はディーゼル車となっている。マイナー前のモデルが継続販売されるのはガソリン車なので、ディーゼル車がいかに前を見据えているかが分かる。
メルセデス・ベンツS400d
メルセデス・ベンツのディーゼル車はどれも完成度が高い。その中でも特に魅力的なのが日本車ならばレクサスLSに相当する高級セダン「S400d」だろう。
プジョー・リフター
プジョーの「リフター」は商用バンを乗用車としたことによるギア(道具)感を魅力に人気となっているルノーカングーの直接的なライバル車となるモデルだ。
ファミリーカーとしても個性派向けととれる面白い存在。336万円〜とカングーよりも高値だが、日本でもヒットするに違いない。
ボルボV40
VWゴルフなどがライバルとなる「V40」は、ボルボらしい高い安全性を武器に日本でも人気車となった。