ドライブレコーダー特約の割高感は否めない
一方でドラレコは単体なら1万円で替えるのがほとんどだ。一部の損保では2カメラ型も選べるようになったものの、購入すればそれが数年に渡って使えるわけで、単純比較ではドライブレコーダー特約の割高感は否めない。
その上、この特約を契約するにあたっては、事故時に記録された情報が自動通報されることに同意することが求められる。もちろん、この情報が第三者に漏れないように管理はされるが、少なくとも保険会社やデータ管理会社には伝えられる。この辺のプライバシーが気になる人には、この特約を契約することはオススメできない。この特約を契約できる保険会社が限られてしまうことも知っておこう。
とはいえ、ドラレコは今後、通信機能を備えてアクシデント発生を自動的に保存するスタイルになっていくのは確実だ。現状では記録したデータはメモリカード内に保存されているが、このデータは悪意の下で改ざんされることも考えられる。そのため、裁判ではドラレコのデータが参考とされることはあっても証拠として採用されていないのが現状だ。各個人がデータに触れられないようデータが管理されれば、裁判での扱いも今後変わってくるだろう。保険会社はそうした状況も見据え、クラウドでの管理を進めている。
※写真はイメージで、損害保険会社から提供されるドライブレコーダーではありません。